唐津市議会 > 2019-12-09 >
12月09日-02号

  • "システム"(/)
ツイート シェア
  1. 唐津市議会 2019-12-09
    12月09日-02号


    取得元: 唐津市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-26
    令和 元年12月 定例会(第5回)   令和元年       唐津市議会会議録(定例会)その2   第5回1 日 時 令和元年12月9日 午前10時00分開議 於唐津市議会議場2 出席した議員    1番 田 中 秀 和            2番 石 﨑 俊 治    3番 原   雄一郎            4番 青 木   茂    5番 古 藤 宏 治            6番 山 下 壽 次    7番 林   正 樹            9番 吉 村 慎一郎   10番 江 里 孝 男           11番 馬 場 幸 年   12番 青 木   茂           14番 楢 﨑 三千夫   15番 宮 崎   卓           16番 伊 藤 泰 彦   17番 福 島 尚 美           18番 浦 田 関 夫   19番 伊 藤 一 之           20番 大 西 康 之   21番 水 上 勝 義           22番 中 村 健 一   23番 笹 山 茂 成           24番 山 下 正 雄   25番 三 浦 重 德           26番 進 藤 健 介   27番 熊 本 大 成           28番 宮 本 悦 子   29番 中 川 幸 次           30番 白 水 敬 一3 欠席した議員    8番 酒 井 幸 盛4 地方自治法第121条による出席者の職氏名       市       長      峰     達  郎       副   市   長      柴  田     哲       副   市   長      中  江     勉       教   育   長      栗  原  宣  康       ボートレース企業局長     日  下  義  信       政  策  部  長      脇  山  秀  明       総  務  部  長      櫻  庭  佳  輝       財  務  部  長      北  方  初  美       未 来 創 生 部 長      阿  蘇  靖  則       市  民  部  長      緒  方  俊  寿       保 健 福 祉 部 長      堀  田     信       農 林 水 産 部 長      吉  村  和  久       経 済 観 光 部 長      畔  田  浩  貴       都 市 整 備 部 長      新 天 寺     勉       消   防   長      坂  口  和  広       水  道  局  長      石  倉  智  典       教  育  部  長      東  島  千  尋       総  務  課  長      石  田  晃  誠4 出席した事務局職員       議 会 事 務 局 長      濵  口     智       議会事務局副局 長      木  村  佳  商          午前10時00分 開議 ○議長(田中秀和君) おはようございます。 ただいまから本日の会議を開きます。 事務局長に、本日提出されている議案等について報告をさせます。 ◎議会事務局長(濵口智君) 報告いたします。 本日、監査報告1件が提出されております。 なお、熊本大成議員から遅刻する旨の届け出、酒井幸盛議員から欠席する旨の届け出があっております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 監査報告は、お手元に配付しておりますので、ごらん願います。 議事日程に従い、議案質疑を行います。 議案第128号から議案第166号まで並びに報告第16号及び報告第17号、以上41件を一括付議します。 ご質疑ございませんか。吉村慎一郎議員。 ◆9番(吉村慎一郎君) おはようございます。9番、志政会、吉村慎一郎です。議案質疑を行います。 今議会に提出されました議案第128号、令和元年度唐津市一般会計補正予算中、財政全般について、総務費より2項目、商工費より1項目、この3項目についてはいずれも県補助金返還金関係であり、関連がございますので、一括質疑といたします。次に、農林水産業費3項目、以上7項目について質疑をいたします。 まず、議案第128号、令和元年度唐津市一般会計補正予算の中から、財政全般について質疑をいたします。 今回の補正予算では、総額が10億7,301万5,000円ということですが、今回の補正予算の特徴としてはどういったことが挙げられるのか、お伺いします。 次に、総務費中、震災等緊急雇用対応事業県補助金返還金(唐の津風景街道推進事業分)及び重点分野雇用創出事業県補助金返還金(唐の津風景街道推進事業分)及び商工費中、重点分野雇用創出事業県補助金返還金観光関連分野雇用創出事業分)の3事業について質疑をいたします。 この事業は、県の緊急雇用創出基金を活用して、平成24年、平成25年度に実施された事業において、補助対象経費を過大に計上していたため、補助金を返還するものとありますが、なぜ今の時期に返還金が発生するのか、お伺いします。 次に、農林水産業費中、営農再開・草勢樹勢回復等被害対策事業補助金についてですが、この事業は、令和元年8月の豪雨等により農作物の被害を受けた農業者の再生意欲の高揚と経営の安定を図るため、生産資材の購入に対し補助するものとありますが、農作物の被害の取りまとめの実施方法と、事業対象となる自然災害の令和元年度佐賀豪雨、台風5号、台風17号の被害状況についてお伺いします。 次に、強い農業・担い手づくり総合支援交付金被災農業者支援型)についてですが、この事業は、令和元年8月の豪雨等により被害を受けた農産物の生産・加工に必要な施設等の再建・修繕等に対し支援を行うものとありますが、強い農業・担い手づくり総合支援交付金被災農業者支援型)における助成の対象となる事業内容、事業採択要件についてお伺いします。 最後に、ASF(アフリカ豚コレラ侵入防止緊急支援事業補助金についてお伺いします。 アフリカ豚コレラの媒体となるイノシシ等の侵入防止柵の整備に対し補助するものとありますが、まずアフリカ豚コレラと豚コレラの違いについて、またアフリカ豚コレラと豚コレラの国内外の発生状況についてお伺いします。 以上、1回目の質疑を終わります。 ○議長(田中秀和君) 北方財務部長。          (財務部長 北方初美君登壇) ◎財務部長(北方初美君) 吉村議員のご質疑にお答えいたします。 今回の補正予算の特徴ということでございました。 まず、例年、12月補正で計上している事業といたしまして、この時期に負担額が決定いたします県営の土地改良、港湾、街路事業に対する負担金や人事異動等に伴う給与関連経費のほか、市道の適正な管理と工事発注の平準化を図るための道路維持改良費を計上いたしております。 このような例年の経費に加えまして、本年8月の豪雨により被災した農地・農業用施設や林業、土木施設等の早期復旧を図るための災害復旧に関する経費のほか、8月豪雨や台風被害に対する支援といたしまして、大きな被害を受けた農産物の生産・加工施設等の再建や修繕等に対する補助金、農作物の生産資材の購入に対する補助金など、合わせて8億6,110万7,000円を計上いたしておりまして、今回の補正予算額の約80%を占めていることが大きな特徴と捉えております。 さらに、アジア諸国で感染が広がっておりますASFと呼ばれるアフリカ豚コレラの侵入防止に要する経費に対する補助金や、船舶の上架施設改修に対する補助金などを計上いたしまして、農業、水産業への影響を最小限とするための支援を行ってまいります。 以上のほか、東京2020オリンピックに向け、聖火リレーが全国で開催されることになっておりますが、唐津市で開催される聖火リレーを成功させるための経費を計上するとともに、債務負担行為の設定をいたしております。 また、七山市民センター内に整備中の診療所と歯科診療所の開設に合わせまして、センターの敷地内に保険調剤薬局を整備される唐津東松浦薬剤師会に対し、事業費の一部を補助するために、債務負担行為を設定いたしております。 これらが、今回の補正予算における特徴的な事業と捉えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 阿蘇未来創生部長。          (未来創生部長 阿蘇靖則君登壇) ◎未来創生部長(阿蘇靖則君) 吉村議員のご質疑にお答えいたします。 このたびの補助金返還に至る経緯についてご説明いたします。 まず、平成29年2月に、当該事業を含む佐賀県緊急雇用創出基金事業の会計検査が実施されたことを発端といたしまして、受検後、継続審査となりました。同年8月に、会計検査院より、検査を一時中断し、翌平成30年度に繰り越して処理する旨の方針が示されたところでございます。 その後、会計検査院から公文書の発出はなかったものの、会計検査院の意見を受けた厚生労働省が平成30年7月に再度支出に関する調査が実施され、その結果、消費税の過大支出が判明いたしました。 さらにその後、厚生労働省や佐賀県と協議を重ね、県から補助金の返還指示となる令和元年11月11日付の返還通知書が出されたことを受け、今回の補助金の返還を行うことになったものでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 吉村農林水産部長。          (農林水産部長 吉村和久君登壇) ◎農林水産部長(吉村和久君) 吉村議員のご質疑にお答えいたします。 3項目ございました。 まず、営農再開・草勢樹勢回復等被害対策事業補助金についてでございます。 農作物被害の取りまとめの実施方法でございますが、唐津農業協同組合鏡果実農業協同組合西九州たばこ耕作組合、生産組合長に対し、農作物の減収被害があった場合は年間を通して報告していただくようお願いをしているところでございます。 今回の豪雨等による被害状況につきましても、唐津農業協同組合、農家を通じて報告があったもの、また水稲については東松浦農業共済組合からの倒伏被害の情報提供により、被害の把握に努めたところでございます。 次に、被害の状況でございますが、8月末の佐賀豪雨では、水稲・野菜で被害面積は9,847アール、被害額は1億1,363万9,000円、台風17号では、野菜で被害面積は7アール、被害額は40万2,000円、台風5号では被害の報告はございませんでした。合計で、被害面積は9,854アール、被害額は1億1,404万1,000円の被害状況でございます。 次に、強い農業・担い手づくり総合支援交付金被災農業者支援型)についてでございます。 強い農業・担い手づくり総合支援交付金につきましては、令和元年8月から9月の前線に伴う大雨や台風による暴風雨等により被害を受けた農業者が、農産物の生産・加工に必要な農業施設や農業用機械の再建・修繕などに要する経費に対し交付金を交付することにより、被災農業者を支援するものでございます。 事業内容につきましては、事業区分が施設の再建・修繕などと施設などの撤去の2つに分類されておりまして、1つ目の再建・修繕につきましては、農作物の生産及び生産した農作物の加工に必要な施設等の再建・修繕と、農業用機械等の取得・修繕となっております。 2つ目の撤去につきましては、被災した施設、ただし農作物の生産に必要な施設の解体、廃材処理等、また流入した土砂の運搬・処理等となっております。 次に、事業採択となるための主な要件でございますが、1つ目の事業項目である再建・修繕につきましては、助成対象者が融資を受ける場合、または県や市などの地方公共団体による上乗せ補助の措置を行う場合に、国の助成を受けることが可能となっております。 2つ目の事業項目である撤去につきましては、国の助成金の額以上を地方公共団体が助成していることが必要となっております。 また、被災農業者が事業採択となるための要件につきましては、令和元年8月から9月の前線に伴う大雨や台風による農畜産物等被害報告がなされていることとなっております。 次に、ASF(アフリカ豚コレラ侵入防止緊急支援事業補助金についてでございます。 アフリカ豚コレラと豚コレラの違いということでございましたが、それぞれウイルスの種類が異なる病気でございます。病気の共通点といたしましては、豚やイノシシがかかる病気であること、人には感染しないということでございます。 一方、異なる点でございますが、アフリカ豚コレラには有効なワクチンがなく、豚コレラより極めて強い感染力と毒性を持っていることが挙げられます。万が一、発生した場合は、市内の養豚業はもとより、我が国の養豚業界に多大な被害をもたらす可能性の高い病気でございます。 次に、発生の状況でございます。 アフリカ豚コレラにつきましては、現在のところ日本では発生しておりませんが、昨年8月に中国で発生して以降、韓国やフィリピンなどアジア諸国に感染が拡大しておりまして、日本国内に侵入するリスクが非常に高まっている状況でございます。 一方、豚コレラにつきましては、昨年9月、岐阜県で26年ぶりに発生したことを発端に、1府8県に発生が確認されている状況でございまして、現在、豚へのワクチン接種等、感染を防止する対策が図られているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 吉村議員。 ◆9番(吉村慎一郎君) それでは、財政全般から再質疑をいたします。 今回の補正予算は、補正予算規模10億7,000万円のうち、豪雨等に対する災害復旧、支援事業等が補正額の約80%を占めているとのことでありました。その結果、12月補正後の一般会計予算総額は約698億円となり、前年と比較しても9%の減となっておりますが、今後はどのような事業が予定され、今年度の最終予算規模をどの程度見込まれているのか、お伺いします。 ○議長(田中秀和君) 北方財務部長。          (財務部長 北方初美君登壇) ◎財務部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 今後の補正見込みと最終予算規模でございますが、まず今後の見込みといたしましては、年度中途退職者に対する退職手当の追加、障害福祉サービス費の追加、下水道特別会計への繰出金など、合計で約3億円程度を予定いたしております。 一方で、例年、3月補正で整理させていただいております決算見込みを踏まえた減額補正を過去の状況から約10億円程度と見込んでおりまして、現時点におきましては約7億円程度の減額補正になるものと思っております。 最終予算の規模としましては、平成27年度以降、700億円を超えている状況ではございますが、今回の12月補正予算では、議案第156号にて人事院勧告等による給与費等の追加をお願いをしておりまして、補正後の予算総額が698億6,604万6,000円となっております。これに先ほど申し上げました補正見込み額を差し引きまして、692億円程度と予定をいたしております。 しかしながら、現在、国のほうでは、令和2年度の予算編成と並行し、令和元年度の補正予算も調整をされておりまして、大規模な財政出動を伴うとの報道もございますので、状況によっては、本市の最終予算額、また新年度予算への影響も考えられますので、国の動向を注視しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 吉村議員。 ◆9番(吉村慎一郎君) 先ほど、大規模な財政出動ということで申されましたけども、国においては財政支出が約13兆2,000億円規模での調整が進められているとの報道もあっておりますが、現状でいけば700億円を下回ると理解いたしました。 次に、9月議会でもお伺いしました、繰り越した災害復旧事業の進捗状況について質疑いたします。 農業をされている方々からは、農地や農業施設がいつ復旧できるのかなどという声をよく聞くわけですが、復旧時期が次の作付にかかわるため、大変危惧をされております。前回、お伺いしたときは、繰り越し事業のうち災害復旧事業の着手率が54.8%ということでしたが、現時点ではどれくらいの進捗となっているのか、お伺いします。 ○議長(田中秀和君) 北方財務部長。          (財務部長 北方初美君登壇) ◎財務部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 繰り越した事業における災害復旧事業の執行状況についてでございますが、災害復旧事業の件数ベースでは全体で283件ございまして、このうち契約済みのものや入札前の段階にあるものなど、既に着手しているものの合計は12月4日時点で246件でございまして、率にいたしますと86.9%となっております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 吉村議員。
    ◆9番(吉村慎一郎君) 今回、計上されております令和元年度の災害復旧費の総額が8億4,111万1,000円となっていますが、昨年度は計上されていなかったものの、それまで1億円ずつ計上されていた道路維持改良費が今回5,000万円で計上されております。 先ほどお伺いした平成30年度からの繰り越し事業のおくれが懸念されますが、これについては大丈夫なのでしょうか、それについてお伺いいたします。 ○議長(田中秀和君) 北方財務部長。          (財務部長 北方初美君登壇) ◎財務部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 議員ご案内のように、令和元年分の災害復旧予算を今回計上させていただいておりますが、先ほどお答えいたしました平成30年度からの繰り越し事業の着手率が86.9%でございます。このような中で、今回、道路維持改良費を計上させていただきました。予算査定におきましては、所管部と、対応が可能かどうかや、計上額などについて協議をしてまいりました。 まず、1点目の対応可能かどうかについてでございます。 全体の繰り越し事業の着手率が86.9%ではございますが、内容別に見ますと、農地・農業用施設復旧費は178件のうち143件を着手し、率にして80.3%、林業施設復旧費は55件のうち54件着手し、98.2%、土木施設復旧費は47件のうち46件を着手し、97.9%、また観光施設復旧費の2件及び公立学校施設復旧費の1件は、完了または施工検査待ちの状況となっておりまして、このうち土木施設に関しましては約98%と、ほぼ着手をしており、所管課においては道路維持改良費にも対応できるとの確認ができております。 2点目といたしましては、道路維持改良費の額についてでございます。 道路維持改良費の目的の1つとして、今年度末から来年度当初にかけて、工事発注の平準化を図ることが挙げられますが、同時に計上いたします令和元年災害土木施設復旧費約2億2,000万円と並行して執行しようとするときに、土木関連事業者が対応できるのかどうか、現計予算の執行状況、財源、過去の年間事業費の総額といった観点で所管部と検討した結果、例年執行している程度の額の確保が必要であるということで、今回5,000万円を計上することといたしたところでございます。 土木施設の災害復旧費及び道路維持改良費につきましては以上のとおりでございますが、議員がご心配されている農地・農業用施設の復旧事業につきましては、11月1日に他部署からの応援体制を整えまして、平成30年度からの繰り越し事業の今年度末までの工事完了を目指して、業務を進めているところでございます。 また、今回の令和元年災害における災害復旧事業につきましても、繰越明許費の設定をあわせてお願いをしておりますが、早期着手、早期執行に努めてまいりたいと存じます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 吉村議員。 ◆9番(吉村慎一郎君) 繰り越し事業では86.9%の進捗率、そのうち農地・農業用施設復旧費は率にして80.3%で、今年度末までの工事完了の予定であります。 また、令和元年の災害復旧費の総額は8億4,111万1,000円であり、早期着手、早期執行に努められますことをお願いいたしまして、次の質疑に移ります。 それでは、災害等緊急雇用対応事業県補助金返還金重点分野雇用創出事業県補助金返還金重点分野雇用創出事業県補助金返還金について再質疑をいたします。 平成29年2月に会計検査が実施され、その後、継続審査となり、平成30年7月に再度検査が実施され、本年11月11日に県より返還通知書が出されたといった経緯だったかと思います。 では、今回、返還金が発生した原因は何だったのか、お伺いします。 ○議長(田中秀和君) 阿蘇未来創生部長。          (未来創生部長 阿蘇靖則君登壇) ◎未来創生部長(阿蘇靖則君) 再質疑にお答えいたします。 文化振興課が実施いたしました、平成24年度、平成25年度の唐の津風景街道推進事業につきましては、消耗品費や印刷製本費など、既に消費税が加算されている費目を含む事業費の総額に対してさらに消費税を加算したため、結果として消費税が二重計上されたものでございます。委託事業者から提出された収支決算書の確認の際、個別の経費の中に消費税が含まれているのを確認できなかったのが原因でございます。 いずれにいたしましても、消費税の取り扱いに関する市側の説明不足、確認不足も一因であったと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 吉村議員さんの再質疑にお答えします。 観光関連分野雇用創出事業のうち、当所管の観光課が実施いたしました事業が2つございます。平成25年度では、唐津市外国人観光客誘致促進業務、それから唐津市観光商品PR業務の2事業がございます。 まず、1つ目の外国人観光客誘致促進業務につきましては、先ほど未来創生部長が答弁いたしました内容と同様に、委託料に消費税が二重計上されていたものでございます。 2つ目の観光商品PR業務につきましては、消費税法上、納税義務を免除されている免税事業者に対しまして、委託料に消費税を加算して支払っていたものでございます。佐賀県緊急雇用創出基金事業におきましては、委託料として支払う消費税分は受託者が納税するために支払うものとされており、受託者が免税事業者である場合には支払う必要がなかったものでございます。 受託者からの申し出がなかったとはいえ、契約締結時及び実績報告時など、消費税の課税事業者か免税事業者であるかの確認ができていなかったのが原因と捉えているところでございます。 また、消費税の取り扱いに対しまして、市側の説明不足、確認不足も一因であったと捉えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 吉村議員。 ◆9番(吉村慎一郎君) いずれにしても、消費税の取り扱いに関する市側の説明不足並びに確認不足も一因であったということで考えているということでございました。 次に、今回、補助金の返還に至った事業の内容についてお伺いします。 ○議長(田中秀和君) 阿蘇未来創生部長。          (未来創生部長 阿蘇靖則君登壇) ◎未来創生部長(阿蘇靖則君) 再質疑にお答えいたします。 このたび、佐賀県緊急雇用創出基金事業費補助金を受けて実施いたしました事業の中で、唐の津風景街道推進事業の内容についてお答えいたしたいと思います。 当事業は、本市における雇用機会の創出を図るため、市内事業者に本市の各地域の文化的・歴史的資源などの宝を発掘・再評価し、魅力を向上させ、相互につなぎ、情報発信をすることで地域活性化を図る、唐の津風景街道の取り組みを市民協働により推進する業務を委託するもので、平成24年度に7名、平成25年度に5名の雇用を創出いたしました。 具体的な事業内容といたしましては、平成24年度は、唐の津風景街道推進ビジョンの策定に必要な業務といたしまして、唐の津風景街道推進ビジョン検討委員会の開催や唐の津風景街道推進ビジョンの冊子作成、社会実験による効果検証を目的としたイベントの開催などを実施いたしました。 また、平成25年度では、社会実験による効果検証を目的としたテーマ別冊子の作成やイベント開催の支援、唐津焼窯元本などの制作を実施したところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えします。 1つ目の外国人観光客誘致促進業務の内容でございます。 外国語が話せるスタッフを雇用いたし、観光案内所窓口における外国人観光客の受け入れ体制を整備するとともに、海外へのPR活動等を実施する業務を委託したものでございまして、5名の雇用を創出しているところでございます。 2つ目の観光商品PR業務につきましては、市内の観光モデルコースを設定し、そのPRツールを作成するとともに、旅行企画事業者や代理店等への営業活動を実施し、旅行者の誘致に対する営業強化と旅行商品の造成を行う業務を委託したものでございまして、4名の雇用を創出しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 吉村議員。 ◆9番(吉村慎一郎君) 次の質疑ですが、補助金返還の通知を知った委託業者は非常に困惑されたのではないかと推察するわけですが、補助金返還となった委託事業者に対してはどのように説明をされたのか、お伺いします。 ○議長(田中秀和君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えします。 会計検査院の実地検査受検以降、その検査状況を業務受託者にも随時伝えてきたところではございますが、県からの返還指示を受けた後に、改めて実地検査から今回の補助金返還に至った経緯、それから補助対象経費が過大となった理由、返還金額の予定などにつきまして、それぞれの受託事業者等の代表者に対しまして説明をさせていただいております。 そういったことから、現在、各事業者におきましては、返還のための協議を進めていただいているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 吉村議員。 ◆9番(吉村慎一郎君) 平成24年、平成25年の事業ですから、委託事業者さんにとっては今ごろというふうな思いがあるのではないかというようなところでありますので、委託事業者さんについてはご理解を求めるよう協議をしていただければと思っております。 この項、最後の質疑になります。 今回、補助金返還金に至る要因の1つである消費税の二重計上については、本来、委託事業者から収支報告書等の提出を受けた段階で確認をされるべき事項であると考えるわけでありますが、今後、再発を防止するためには、チェック機能の強化など、再発防止するための方策が必要と思いますが、どのような防止策を考えられているのか、お伺いします。 ○議長(田中秀和君) 峰市長。          (市長 峰 達郎君登壇) ◎市長(峰達郎君) 吉村議員の再質疑にお答えをいたします。 このたびの件につきましては、議員ご指摘のとおり、委託事業者より見積書、あるいは収支決算書等が提出された時点におきまして、消費税の二重計上を確認し切れなかった点や、委託先が免税事業者か否かの確認不足が原因の1つであったと認識をしております。 今回の件を重く受けとめ、今後の事業実施に対しましては万全を期すよう周知徹底をし、二度とこのようなことがないよう指導いたした次第でございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 吉村議員。 ◆9番(吉村慎一郎君) 今回、複数の部署にわたる補助金だったわけですが、部署間の連携と周知徹底を図り、事務に遺漏がないよう確認の徹底をお願いしまして、次の質疑に移ります。 農林水産業費の営農再開・草勢樹勢回復等被害対策事業補助金についてですが、先ほどの部長の答弁では、「西九州たばこ」を「北九州たばこ」と言われたので、西九州たばこで間違いないですね。 そういうことで、被害額については約1億1,000万円以上発生していると、また被害面積では9,854アールというふうな、かなり大きな被害が出ているということが確認できました。 そこで、次の質疑ですが、この事業は営農再開等支援対策と草勢・樹勢回復等対策の2つの事業区分がありますが、事業採択となるための要件についてお伺いします。 ○議長(田中秀和君) 吉村農林水産部長。          (農林水産部長 吉村和久君登壇) ◎農林水産部長(吉村和久君) 再質疑にお答えいたします。 営農再開等支援対策の事業採択要件でございますが、野菜については、先ほど申しました被害報告を市へ行っているなど、市による被害確認を受けている就農不能の圃場であること、水稲については、収穫量が平年に比べ70%以上の減収として、農作物共済において評価された圃場であることとなっております。 草勢・樹勢回復等対策につきましては、現地確認、または栽培暦にない対策を行っているなど、客観的なデータにより、就農不能もしくは減収とはなっていないが、平年値と比較して品質が低下している圃場であることとなっております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 吉村議員。 ◆9番(吉村慎一郎君) この項、最後の質疑ですが、営農再開等支援対策と草勢・樹勢回復等対策において、どのような資材が補助の対象経費となるか、事業の内容についてお伺いします。 ○議長(田中秀和君) 吉村農林水産部長。          (農林水産部長 吉村和久君登壇) ◎農林水産部長(吉村和久君) 再質疑にお答えいたします。 営農再開等支援対策につきましては、被災した作物の営農再開や次期作の栽培開始に必要となる資材で、水稲については、令和2年産の種もみ及び箱苗が補助対象経費となり、野菜については、再定植に必要な種子・肥料等が補助対象経費となっております。 草勢・樹勢回復等対策につきましては、被災した果樹の樹勢の回復に必要となる品質向上剤等の資材で、栽培暦に規制されていない資材や、通常の栽培より多く使用している資材が補助対象経費となっております。 また、両対策とも緊急を要する事業でございますので、本事業については対象となる自然災害の被災日以降に購入した資材が補助対象経費となっております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 吉村議員。 ◆9番(吉村慎一郎君) 次に、強い農業・担い手づくり総合支援交付金の再質疑を行います。 助成の対象となる事業内容、事業採択要件について理解できました。 次に、交付対象の19農業経営体における復旧内容と栽培品目についてお伺いします。 ○議長(田中秀和君) 吉村農林水産部長。          (農林水産部長 吉村和久君登壇) ◎農林水産部長(吉村和久君) 再質疑にお答えいたします。 施設等の再建・修繕につきましては、被災したパイプハウス、鉄骨ハウス、炭酸ガス発生装置などの再建・修繕等並びに農業用機械の再取得となっております。 次に、施設等の撤去につきましては、被災したパイプハウス、農業用倉庫及び流入土砂等の撤去となっております。 また、栽培品目につきましては、ハウスミカン、小ネギ、イチゴ、花などとなっており、被災した園芸施設等の復旧を支援するものでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 吉村議員。 ◆9番(吉村慎一郎君) この項、最後の質疑ですが、通常、補助事業においては、補助金の交付決定後でなければ着手できないと思われますが、被災後直ちに復旧工事に着手できず、そのままの状態となれば、農作物等の栽培への影響が懸念されることから、復旧工事の事前着工の取り扱いについてどのようになっているのか、お伺いします。 また、本事業の実施に際しての主な留意点についてもお伺いします。 ○議長(田中秀和君) 吉村農林水産部長。          (農林水産部長 吉村和久君登壇) ◎農林水産部長(吉村和久君) 再質疑にお答えいたします。 議員申されますとおり、被災後直ちに復旧工事に着手しなければ、農作物等の栽培への影響が懸念されますので、本事業につきましては、被害を受けた日以降の取り組み、着工であれば、本事業の計画承認等の手続前の取り組みでも対象となります。 ただし、この場合、施設の被害状況、作業を行った者、日付、費用の額がわかる書類や写真、作業を外注した場合の発注書、納品書、請求書、領収書などの書類の整備、保存が必要となっているところでございます。 次に、本事業の実施に際しての主な留意点につきましては、4点ほどございます。 1点目は、土砂等の撤去について、農地災害復旧事業の対象とならない場合に助成するものでございます。 2点目は、農業共済未加入の場合は、事業完了後に農業共済への加入が必要であるというものでございます。 3点目は、原則として、年度内に事業が完成することでございます。 4点目は、施設等の撤去について、撤去する施設等の周囲に応じて助成単価が設定されておりまして、対象となる被災施設等の面積に助成単価を乗じた金額と、撤去を行うために実際に支出した費用のいずれか低い額が助成対象経費となるものでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 吉村議員。 ◆9番(吉村慎一郎君) 次に、ASF(アフリカ豚コレラ侵入防止緊急支援事業補助金について再質疑をいたします。 先ほどの答弁では、アフリカ豚コレラには有効なワクチンがなく、豚コレラより極めて強い感染力と毒性を持っていることが理解できました。 また、アフリカ豚コレラにつきましては、現在のところ日本では発生はなく、昨年8月に中国で発生して以降、韓国やフィリピンなどアジア諸国に感染が拡大しており、日本国内に侵入するリスクが非常に高まっている状況であるということでありました。 そこで、この事業が実施される背景についてお伺いします。 ○議長(田中秀和君) 吉村農林水産部長。          (農林水産部長 吉村和久君登壇) ◎農林水産部長(吉村和久君) 再質疑にお答えいたします。 アフリカ豚コレラや豚コレラの感染につきましては、野生動物、特に野生イノシシの関与が極めて大きいことを踏まえ、国が家畜伝染病予防法に規定される飼養衛生管理基準の改正を検討しておりまして、農場周囲への防護柵設置が農家に義務づけられる見込みでございます。 国は、この義務化を背景としまして、農家の負担軽減を図るための補助事業を創設し、全国の養豚農家における防疫体制の整備を緊急的に推進しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 吉村議員。 ◆9番(吉村慎一郎君) 国において、飼養衛生管理基準の改正を検討してあると、また農場周囲への防護柵設置が農家に義務づけられる見込みであるということで、理解できました。 次に、この事業の目的についてお伺いします。 ○議長(田中秀和君) 吉村農林水産部長。          (農林水産部長 吉村和久君登壇) ◎農林水産部長(吉村和久君) お答えいたします。 アフリカ豚コレラや豚コレラのウイルスを保菌したイノシシ等が養豚場へ侵入することを防ぐ防護柵等の整備費に対し補助を行い、農家レベルにおける万全な防疫体制の整備を図るものでございます。 特に、アフリカ豚コレラにつきましては、感染の拡大を防ぐための有効なワクチンがございませんので、各農家における防護柵の整備が重要な対策になると考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 吉村議員。 ◆9番(吉村慎一郎君) この項、最後の質疑ですが、この事業の流れについてお示しください。 また、防護柵の設置時期はいつごろになる見込みなのか、お伺いします。 ○議長(田中秀和君) 吉村農林水産部長。          (農林水産部長 吉村和久君登壇) ◎農林水産部長(吉村和久君) 再質疑にお答えいたします。 防護柵等の設置につきましては、国の独立行政法人であります農畜産業振興機構が全国の養豚農家を対象に、設置費用の50%を補助する緊急対策事業を実施しておりまして、この事業を活用して防護柵の設置を行う養豚農家を対象に、市が10%の上乗せ補助を行うものでございます。 なお、市の補助金につきましては、事業の実施主体として事業の取りまとめや独立行政法人への申請等を行う組織であります公益社団法人佐賀県畜産協会へ交付を行いまして、各養豚農家への配分をお願いする予定でございます。 さらに、県も25%の上乗せ補助を実施する予定でございまして、国の補助と合わせますと、計85%の補助率となりますので、農家は15%の負担で防護柵の整備を行うことができることとなります。 また、防護柵の設置時期はということでございますが、来年の3月上旬までに設置が完了するよう、現在計画が進められているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 吉村議員。 ◆9番(吉村慎一郎君) アフリカ豚コレラの発生がないことをお祈りいたしまして、私の議案質疑を終わります。 ○議長(田中秀和君) 原雄一郎議員。 ◆3番(原雄一郎君) 3番、志政会、原雄一郎です。本議会に提出されました議案から3議案について質疑いたします。 まず、議案第128号、令和元年度唐津市一般会計補正予算のうち商工費中、コスメティック産業推進費についてですが、この交付内容の内訳について、まずお伺いいたします。 次に、土木費、道路維持改良費についてですが、本補正予算の確認の前に、まず当初予算について、その執行率について確認させてください。 最後に、議案第139号、唐津市駐在員設置条例の一部を改正する条例制定について伺います。 まず最初に、ここの設定に至り、駐在員さんからのヒアリングを行われたと思いますが、そのヒアリングの際に、どのような意見が出たのかについてお伺いいたします。 以上で最初の質疑を終わります。 ○議長(田中秀和君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 原議員の質疑にお答えします。 補助金の内訳のご質疑でございました。初期サポート補助金、それから設備投資補助金、雇用補助金の3つのメニューが対象となっておるところでございます。 初期サポート補助金としまして、水光熱費、消耗品など対象額810万円ほどに対しまして、補助金が限度額の200万円。それから設備投資補助金としましては、工場設備の整備などに補助対象経費2,863万円が投じられておりまして、それに対し補助金が限度額の1,000万円。新規雇用・配置転換補助金としまして、地元の新規雇用者3名いらっしゃいますので、補助金額が150万円となっており、3つの合計額は1,350万円となっているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 新天寺都市整備部長。          (都市整備部長 新天寺勉君登壇) ◎都市整備部長(新天寺勉君) 原議員のご質疑にお答えいたします。 道路改良維持費の執行状況についてのご質疑でございました。令和元年度道路改良維持費の予算としましては、1億2,697万円でございました。また、九州電力株式会社より、PAZ圏内の支援として、原子力災害時におけます避難経路のアクセス道路等の改善の費用といたしまして、6月議会におきまして4,125万8,000円の補正をご承認いただいたところでございます。合計としまして1億6,822万8,000円となっております。 11月末現在での道路改良維持費の執行状況でございますが、75.9%執行しておりまして、ことしの8月豪雨等の影響もあり、若干ではございますが、おくれている状況でございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 櫻庭総務部長。          (総務部長 櫻庭佳輝君登壇) ◎総務部長(櫻庭佳輝君) 唐津市駐在員設置条例の一部を改正する条例制定についてのご質疑にお答えをいたします。 駐在員からどんな意見が出たのかということでございました。地方公務員法等の改正に伴う特別職非常勤職員の定義の厳格化を契機といたしまして、今年度に入りまして、連合駐在員会や各地区駐在員会において、制度改正に着手することをお知らせをしまして、協議を進めてきたところでございます。 現在は360名の駐在員がいらっしゃいますので、さまざまな意見があったところでございますが、見直しの必要性については、おおむね理解をいただいているというふうに感じているところでございます。 意見といたしましては、大きくいろんな意見があったわけですけども、2点、2つに絞られるかと思います。 1つ目は、駐在員の業務が多岐に及んでおりまして、駐在員の業務の整理が必要だろうということのご意見でございます。 そういった意見を受けまして、ことしの5月に市の各部局に対しまして、現在、駐在員に依頼している業務の洗い出しを行うために調査をいたしました。住民への行政情報の伝達ですとか防災の対応、福祉、社会教育など、幅広く140を超える業務を依頼しているのが実態でございます。 2つ目といたしまして、制度改正につきましては、ある程度、急激に変わるのは避けたいということで、ある程度、時間をとって議論をしたいというご意見でございました。今回の名称変更の件だけを百家争鳴でさまざまな意見をお持ちの方がいらっしゃるのが現状でございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) それでは、商工費、コスメティック産業推進事業費から再質疑いたします。 今回対象となります東和化粧品株式会社さん、こちらのほうの事業概要についてお伺いいたします。 ○議長(田中秀和君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えします。 補助対象であります東和化粧品株式会社は、平成31年1月に、親会社であります株式会社東亜産業から独立し、化粧品の製造販売会社として新設された会社でございます。 進出の内容としましては、相知町の長部田にあります、過去ホームセンターとして使用されておりました物件で、いわゆる居ぬき物件を活用され、化粧品製造工場として改修整備されているところでございます。 工場の敷地面積は4,460平米、建物床面積は平屋で1,189平米となっており、この企業は本年4月に化粧品及び医薬部外品の製造業、それから製造販売業の許可を佐賀県から取得され、具体的な事業活動としましては、許可を受けた化粧品、医薬部外品の受託製造販売が行われているところでございます。その製品につきましては、スキンケア用のジェルやボディーソープなどがあります。 それから、企業の進出に伴います事業の計画としましては、5年後の売上高は3億5,000万円で、雇用見込みを20人とされているところでございます。 なお、親会社であります、先ほど申し上げました株式会社東亜産業につきましては、東京に本社を置き、電気製品、日用雑貨、美容健康製品等の製造、輸入などを展開されているところで、前期の売上高は約60億円とのことでございます。国内拠点として、福岡県内に物流センターが1カ所、製造工場が3カ所あり、従業員は114名となる親会社を持つ会社と連携した会社ということでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) 対象企業の状況は確認できました。それでは、こちらの対象企業の進出に伴って、地域に及ぼす効果、このことについて雇用の創出とか、あとは経済波及効果、こちらの観点からもう少し詳しくお示しください。 ○議長(田中秀和君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えします。 地域に及ぼす効果、見込みについてのご質疑でございました。先ほどお答えいたしました、5年後までに20人の雇用が計画されております。既に11月末現在で17名の従業員体制になっております。さらに、このうち17名のうち11名が市内在住者となっており、雇用効果も出ているというところでございます。 また、進出に伴う経済波及効果につきましては、あくまでも私どもの手元の試算となりますが、雇用者数、生産高をもって、住民税や消費効果などを試算いたしますと、経済波及効果は10年間で約4億5,000万円を見込んでいるところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) こちらの企業の進出によって、雇用等で一定の経済効果が出るだろうということは理解できました。ただ一方で、資材等が唐津域内で調達ができていないものも多数出てくるのではないかと思います。 今後のステップとして、サプライチェーンの中で、こういった資材を唐津市内の域内での調達を進めて、できるだけ域内循環というのを進める仕組みが必要と思いますけども、この課題について、どういうふうに考えていらっしゃるか、お示しください。 ○議長(田中秀和君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えします。 企業を誘致するに当たりましては、市との進出協定を結ぶ際に、協定の中におきまして地域経済の振興という条項を設けており、とりわけ、議員が先ほどご指摘の、市内の地元企業と積極的に連携を深めるなど、本市の経済の振興に努める旨を確認してきているところでございます。 実際、今回の企業におかれましても、検査業務の委託や消耗品の購入などは市内より調達されているというところでございます。 しかしながら、化粧品製造という特徴から、原料や容器など専門的な資材などにつきましては、現在のところ、市内に既存する企業がないことから、今のところ、外注となっているところでございます。 なお、唐津のコスメティック構想の目標は、美容健康産業のサプライチェーンが域内で循環し、高品質の製品を国内外に販売できる体制を構築するとしております。まだ、域内での調達は厳しく、循環できていないことは課題というふうに捉えているところでございます。 とりわけ、議員ご指摘の域内で循環される仕組みづくりを進めるには、地元企業の参画は必要と考えているところでございます。このため、コスメ関連の進出企業と地元企業とどのような部分での連携ができるか、意見交換を進め、市内事業者の方にとってもビジネスチャンスとなるよう進めてまいりたいと考えているところであります。 具体的につきましては、その解決に向け、コスメ構想の推進機関でありますジャパン・コスメティックセンターが中心となり、連携しながら取り組んでいくことを考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) それでは、次の土木費、道路維持改良費の再質疑に入ります。 先ほど当初予算での執行状況について確認させていただき、若干おくれているというお話でした。では平成30年度になりますけども、このときの災害関係の執行率について、どのようになっているかお示しください。 ○議長(田中秀和君) 新天寺都市整備部長。          (都市整備部長 新天寺勉君登壇) ◎都市整備部長(新天寺勉君) 再質疑にお答えいたします。 平成30年度の公共土木施設の災害復旧の状況についてお知らせいたします。 昨年度の災害につきましては、全体で349カ所、ございました。11月末現在におきまして2件、2カ所の工事がまだ完了していない状況でございます。 1カ所につきましては、後段にございます市道佐志平木場線の道路災害でございます。この工事は既に発注はしておりますが、工事期間中に再度被災をいたしましたので、再度確認の調査を行い、対策を検討した後、引き続き施工している状況でございます。 2つ目としまして、肥前の市道新木場高串線の地すべりでございます。これにつきましては昨年、災害が起きた後、地中内の変状の調査、それから地盤の変動を今確認している最中でございます。この観測が終えた後に、地すべりの範囲等の解析を行いまして、設計を行い、対策工事を発注する予定となっております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) それでは、この項、最後の質問になるかと思いますが、先ほど当初予算の少しのおくれがあるとあわせて、平成30年度に関してもまだ2件ほど、まだ執行できていないところがあるという中で、今回の事業が発注されることで、災害復旧関係がおくれるのではないかという懸念もありますけども、そのことについてどうお考えか、お示しください。 ○議長(田中秀和君) 新天寺都市整備部長。          (都市整備部長 新天寺勉君登壇) ◎都市整備部長(新天寺勉君) 再質疑にお答えします。 昨年度の平準化予算につきましては、平成30年7月の災害の発生件数も多く、施工時期が重なるおそれもあるということで、市内業者への受注機会の確保も行えると考えたところでございまして、昨年の12月補正では、平準化予算の計上は見送らせていただいております。 ことしも7月、そして8月豪雨により、公共土木施設の災害が発生しております。特にことしの8月の災害時には、昨年と同様の雨量ではございましたが、被害の件数としては昨年度の半分以下でございました。 したがいまして、今年度の災害につきましては、既に国の災害査定も終わり、県との実施協議も済んでおりまして、来年の1月には全ての災害復旧の工事の入札を行う予定としております。 今回の道路維持改良費につきましては、4月以降の工事を予定しておりますので、災害復旧への影響はないものと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) それでは次の項、次の質疑の議案第139号、唐津市駐在員設置条例の一部を改正する条例制定について再質疑を行います。 先ほどご答弁で大きく2つの意見が出たというところで、1つは駐在員の業務が多岐に及んでいるという意見が出たと思います。それでは、市として行政連絡員の業務内容をどのように想定されているかについてお伺いいたします。 ○議長(田中秀和君) 櫻庭総務部長。          (総務部長 櫻庭佳輝君登壇) ◎総務部長(櫻庭佳輝君) ご質疑にお答えいたします。 行政連絡員の業務内容についてでございますけども、現在の唐津市駐在員設置条例施行規則には、1つ目に、市からの広報その他印刷物等の配布に関すること。2つ目といたしまして、行政事務に関する通知事項の住民への周知、取りまとめに関すること。3つ目といたしまして、市の所掌する募金に関すること。4つ目といたしまして、市長が特に必要と認める事務に関することを、駐在員に担っていただく業務として規定をいたしているところでございます。 来年度、令和2年度からの第1段階において、行政連絡員に担っていただく業務につきましては、暫定的に現行の駐在員の業務と同じ内容を引き続きお願いをしたいというふうに考えているところでございます。 しかしながら、市の各部署からの駐在員への依頼業務が多く、業務過多であるとの意見が駐在員会からも出されておりますので、第2段階の改正におきましては、業務内容や依頼の方法も含め、見直しの調整を進めてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) 条例のほうを確認しますと、第1条で、行政事務の円滑な遂行を図るため、市長の指定する区域ごとに駐在員1名置くと、今現在なっております。このことについてお伺いしたいんですけども、行政連絡員というのは、地域からの推薦届け出となるのか。また仮に、その場合に地域のほうで複数人の届け出があった場合に、どういうふうに市として対応されるのかについてお伺いいたします。 ○議長(田中秀和君) 櫻庭総務部長。          (総務部長 櫻庭佳輝君登壇) ◎総務部長(櫻庭佳輝君) ご質疑にお答えいたします。 行政連絡員の選出につきましては、各地域にお任せをしたいというふうに考えているところでございます。行政区域内の町内会等の自治組織において話し合いをしっかりしていただき、その結果を町内会長の代表者から届け出を出していただくようなことで考えております。地元で一本化していただきたいというふうに考えているところでございます。 しかしながら、現実的には地元調整が難航するようなケースも想定をされるかと思いますが、市のほうは助言はすることになるかもしれませんが、直接的に介入することは避けたいというふうに考えております。時間をかけて地域で調整をしていただくようにお願いをしたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) それでは次に、第2条第4項で、市長は、必要と認めるときは、駐在員を解嘱することができるとありますけども、仮に、それも地区推薦者の方は、この方をお願いしたいという推薦が出た場合、そのあたりのそごが出ると思いますけども、その際の対応はどういうふうにされるか、お示しください。 ○議長(田中秀和君) 櫻庭総務部長。          (総務部長 櫻庭佳輝君登壇) ◎総務部長(櫻庭佳輝君) ご質疑にお答えいたします。 行政連絡員につきましては、地元からの届け出により市長が委嘱することを予定しておりますが、就任後に行政連絡員としてふさわしくない行為があった場合や信用を失墜するような問題が発生する可能性はゼロではないかというふうに思います。そういう場合に行政連絡員を解嘱するかどうかの判断が必要になるというふうに考えております。 地区の推薦者等のそごにつきましては、事前に届け出前に調整されるべきであろうと思っておりますけども、先ほども申しましたけども、事前に相談があれば助言等は行っていかなければならないというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) それでは続きまして、第3条の確認なんですけども、法令またはこの条例に定めるもののほか、駐在員に関し必要な事項は、市長が別に定めると現在ありますが、市長が別に定めるというのは、どのようなことが想定されるのかについてお示しください。 ○議長(田中秀和君) 櫻庭総務部長。          (総務部長 櫻庭佳輝君登壇) ◎総務部長(櫻庭佳輝君) ご質疑にお答えいたします。 唐津市駐在員設置条例の内容を改めるに当たりまして、行政連絡員が業務を遂行する上で必要な事項を条例の施行規則で定める予定でございます。 現時点では謝金の算定や支払い方法に関する事項、業務に関して知り得た事実に関する守秘義務の履行、行政連絡員の届け出に要する様式の制定などを想定をしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) それでは、最後の質疑になるかと思いますが、先ほどのヒアリングの中で業務が多岐に及んでいるという意見があったことが一つ、もう一つは制度改革改正について、ある程度時間をとってもらいたいという意見が出たというのが、もう一つありました。 先ほどまでの質疑をお伺いしていく中で、まだまだ詰めないといけない部分もあるかと思いますし、実際にそういったふうに時間を置いてほしいという声も出ているようですが、今後の計画についてどのように考えてらっしゃるか、お示しください。 ○議長(田中秀和君) 櫻庭総務部長。          (総務部長 櫻庭佳輝君登壇)
    ◎総務部長(櫻庭佳輝君) ご質疑にお答えいたします。 今回の条例改正は、まず第1段階の改正といたしまして、身分の変更、名称の変更を提案をさせていただいております。 第2段階の本格的な制度改正を検討する過程では、さらにさまざまな意見が出てくることが予想されまして、一筋縄ではいかないのではないかというふうに見ております。 したがいまして、3年程度時間をいただきまして、令和5年4月スタートを目標に業務内容や業務依頼の方法、また業務対価の見直しなどの調整を行い、新たな制度へ移行できるようにしたいというふうに考えているところでございます。あわせて、受け持ち区域の規模でありますとか、後継者不足などの地域の課題を考慮しながら、今後調整を進めていきたいというふうに考えております。 いずれにいたしましても、今後についても地域と合意形成を図りながら進めていかなければならないというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 原議員。 ◆3番(原雄一郎君) 以上で私の質疑を終わります。 ○議長(田中秀和君) 4番、青木茂議員。 ◆4番(青木茂君) 4番、志政会、青木茂です。通告に従い議案質疑を行います。 今回は令和元年度唐津市一般会計補正予算中、教育費より1項目、条例より1項目質疑いたします。 まず、東京2020オリンピックの開幕まで8カ月を切りました。メダル獲得が期待されています競泳の瀬戸大也選手や女子レスリングの川井姉妹など、続々と日本代表選手が内定しています。また、オリンピックの人気競技でもあるマラソンのコースが東京から札幌に変更されたことや、先日はオリンピックのメーン会場となる新国立競技場が完成したことなど、連日オリンピック関連の報道がなされ、いやが上にもオリンピック開幕に向けての国民の関心も日に日に高まっているものと思います。 そういった機運を一層高めるものが、私も熱望していましたが、残念ながら走ることがかなわなかった聖火リレーだと思います。 そこで最初の質疑ですが、今回計上されている聖火リレーに関する事業費の内訳はどのようになっているのでしょうか、答弁お願いします。 次に、議案第140号、唐津市手話言語の普及及び聴覚障害児・者のコミュニケーション手段の利用を促進する条例制定について、唐津市内の聴覚障がい者の現状についてお伺いいたします。 まず、唐津市における聴覚障がい者はどれくらいいるのか。また、聴覚障がい者をサポートする方は、手話通訳士、手話通訳者、要約筆記者などどれくらいいるのか。次に、聴覚障がい者を支援する団体はどういったものがあり、どのような活動をされているのかお願いいたします。 ○議長(田中秀和君) 阿蘇未来創生部長。          (未来創生部長 阿蘇靖則君登壇) ◎未来創生部長(阿蘇靖則君) 青木議員のご質疑にお答えいたします。 事業費の内訳でございますが、今年度分は観客が聖火ランナーと接触しないなど、接触がないようにするため、安全対策としてロープの購入と聖火リレー開催の機運醸成のため、のぼり旗製作に22万6,000円を計上しているところでございます。 聖火リレーが令和2年5月10日日曜日の開催となっておりまして、新年度予算では、事務作業において時間的な余裕がないため、今年度計上いたしております。 また、債務負担行為で134万9,000円を計上いたしているところでございます。内訳といたしましては、交通規制や臨時駐車場などの事前告知看板や聖火リレー開催の懸垂幕の製作、警備員委託や安全対策のガードフェンスなどの設置などの委託費に97万2,000円、ボランティアスタッフ用の聖火リレーデザインポロシャツの製作に37万7,000円となっているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 堀田保健福祉部長。          (保健福祉部長 堀田 信君登壇) ◎保健福祉部長(堀田信君) 青木議員のご質疑にお答えします。 唐津市手話言語の普及及び聴覚障害児・者のコミュニケーション手段の利用を促進する条例制定に関しまして、唐津市内の聴覚に障がいのある方の現状について、3点ございました。 まず、1点目の聴覚に障がいのある方の人数でございますが、身体障害者手帳を所持されている方のうち聴覚に障がいのある方は、平成31年3月末現在におきまして656人となっております。 次に、2点目の手話通訳士、手話通訳者、要約筆記者等の人数でございますが、唐津市内におきましては、厚生労働省が認定する手話通訳士試験に合格した手話通訳士が2名、都道府県が認定した民間機関が行う試験に合格した手話通訳者が3名、唐津手話の会に属し、手話通訳の技能及び知識を有する手話奉仕員が9名となっております。 また、全国統一要約筆記者認定試験に合格した要約筆記者が1名、唐津要約筆記の会に属し、要約筆記通訳の技能及び知識を有する要約筆記奉仕員が6名となっております。 最後に、3点目の聴覚に障がいのある方をサポートする支援団体の活動状況でございますが、唐津市内には唐津手話の会と唐津要約筆記の会の2団体が活動されております。 支援団体の活動内容としましては、各種イベントや講演会において、手話通訳、要約筆記をボランティア等で意欲的に行われているほか、聴覚に障がいのある方との交流会、または募金活動等を行っておられるところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 青木議員。 ◆4番(青木茂君) それでは、聖火リレーについて再質疑を行います。 先ほど事前告知看板の設置について、費用を計上しているとの答弁でしたが、事前告知看板の設置個数及びその場所についてお伺いいたします。 ○議長(田中秀和君) 阿蘇未来創生部長。          (未来創生部長 阿蘇靖則君登壇) ◎未来創生部長(阿蘇靖則君) 再質疑にお答えいたします。 事前告知看板につきましては、15カ所、設置予定でございます。聖火リレーのコースは12月中旬以降に東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会から公表されることになっておりますので、場所につきましては詳細はお答えできませんが、通行どめ等を行うことになることから、その周辺や主要道路に事前告知として設置する予定でございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 青木議員。 ◆4番(青木茂君) それでは次に、のぼり旗を作成されるようですが、のぼり旗のデザインはどのようなものを考えておられるのでしょうか。唐津市独自のデザインで作成されるのかお伺いいたします。 ○議長(田中秀和君) 阿蘇未来創生部長。          (未来創生部長 阿蘇靖則君登壇) ◎未来創生部長(阿蘇靖則君) 再質疑にお答えいたします。 のぼり旗のデザインにつきましては、組織委員会が指定する統一したデザインがありますので、そのデザインで作成する予定でございます。このため、唐津市独自のデザインは作成できないようになっているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 青木議員。 ◆4番(青木茂君) それでは、聖火リレー事業費について最後の質疑になりますが、事業費の内訳の中で警備や安全対策についての費用がありましたが、具体的な内容はどのようになっているのか、答弁をお願いいたします。 ○議長(田中秀和君) 阿蘇未来創生部長。          (未来創生部長 阿蘇靖則君登壇) ◎未来創生部長(阿蘇靖則君) 再質疑にお答えいたします。 先ほど事業費の内訳の中で答弁いたしましたとおり、安全対策につきましては観客と聖火リレーランナー等の接触などを防ぐために、ガードフェンスやロープを設置し、さらに沿道にボランティアスタッフ及び警備員を配置する予定でございます。 ボランティアスタッフにつきましては、スポーツ推進委員のほか、一般のボランティアを100名程度募集する予定にいたしております。 また、警備対策につきましても、通行どめ等の交通規制を行うことから、警備員を配置する予定でございます。安全対策や警備対策につきましては、唐津警察署と協議を行い、警備計画案を作成いたしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 青木議員。 ◆4番(青木茂君) 唐津市での聖火リレーが成功するように対応をお願いいたします。また、東京オリンピック・パラリンピックへの機運が高まることを期待し、次の質疑に移ります。 手話言語条例の再質疑に移りたいと思います。現状において聴覚障がい者に対しサポートができている状況なのかお伺いいたします。 ○議長(田中秀和君) 堀田保健福祉部長。          (保健福祉部長 堀田 信君登壇) ◎保健福祉部長(堀田信君) 再質疑にお答えします。 現在、唐津市におきまして実施しております、聴覚に障がいのある方へのサポート状況でございますが、まず手話及び要約筆記奉仕員の派遣事業を実施しております。これは聴覚に障がいのある方が医療機関や公的機関等を利用するときにコミュニケーションの支援を行うために、手話通訳者または要約筆記者を現地へ派遣する事業となっております。 次に、手話通訳設置事業といたしまして、市役所の窓口において手話通訳を行うため、障がい者支援課内にコミュニケーション支援センターを設置し、手話通訳者を常駐させております。 なお、本庁舎及び各市民センターにおきましては、コミュニケーション支援センターとテレビ電話をつなぎまして、手話通訳を行っているところでございます。 これらの事業により、聴覚に障がいのある方に対しサポートをしているところではございますが、まだ手話ができる方や要約筆記ができる方が必要であるという認識を持っております。 そのため、手話や要約筆記の奉仕員養成講座を障がい者支援センター「りんく」内で年度を通して実施しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 青木議員。 ◆4番(青木茂君) 条例第3条に、市の責務として、手話等によるコミュニケーションを円滑に図ることができる環境を整備するために必要な施策を総合的かつ計画的に実施するものとあり、これを受けて第6条に施策の実施の規定がありますが、この施策の実施はどのように着手し、実行するのか。現在、実施している施策にはどのようなものがあるのか。また、条例制定後にどのような施策を実施していくのか、お願いいたします。 ○議長(田中秀和君) 堀田保健福祉部長。          (保健福祉部長 堀田 信君登壇) ◎保健福祉部長(堀田信君) ご質疑にお答えします。 条例第6条の施策の実施でございますが、施策の実施の項目には6項目ございますが、まず現在実施している事業を項目ごとに申しますと、第1項目の手話等を学ぶ機会の確保を図るための施策といたしましては、手話と要約筆記奉仕員養成講座を実施しております。 2項目めの手話等に関する情報を発信するための施策といたしましては、市報からつにトライ・ザ・しゅわの連載をしておりまして、また、チャンネルからつでは、手話だよりを毎月収録し放送しているところでございます。 3項目めの手話等によるコミュニケーション支援の充実を図るための施策といたしましては、手話通訳設置事業及び手話と要約筆記奉仕員派遣事業を実施しております。 4項目めの手話等を必要とする人への相談支援に関する施策といたしましては、手話通訳設置事業によりまして対応をいたしているところでございます。 5項目めの手話通訳士の育成及び確保を図るための施策といたしましては、手話と要約筆記奉仕員養成講座を実施しているところでございます。 今後実施する事業につきましては、これから具体的に検討してまいりますが、条例の目的にあります手話等の理解及び普及を推進し、全ての市民がともに生きる地域社会を実現するための事業を実施していかなければならないというふうに考えております。まずは手話を普及促進するための施策を打ち出していきたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 青木議員。 ◆4番(青木茂君) 条例案においては、学校や事業者への支援、さらには災害時の聴覚障がい者の方々に対する支援に関して規定されているが、どのような支援を考えているのかお尋ねいたします。 ○議長(田中秀和君) 堀田保健福祉部長。          (保健福祉部長 堀田 信君登壇) ◎保健福祉部長(堀田信君) ご質疑にお答えします。 学校、事業者及び災害時に市が行う支援についてでございますが、まず学校に行う支援についてですが、手話が言語であることと聴覚に障がいがある方が、手話等によりコミュニケーションが円滑にできるということを周知するとともに、手話を学ぶ時間を授業のカリキュラムに取り入れていただくための支援を実施していかなければならないと考えております。 次に、事業者への支援につきましては、手話等をコミュニケーション手段として活用できるように、手話等に関する出前講座や研修会を行う支援を考えております。 なお、市役所も一つの事業所でございまして、聴覚に障がいを持つ職員もおりますし、他の事業所に率先しまして、手話等をコミュニケーション手段としてサービス提供するとともに、働きやすい環境の整備に努めてまいりたいと考えております。 次に、災害時の支援につきましては、聴覚に障がいのある方に対し災害情報がスムーズに取得でき、避難等においてもコミュニケーションできる環境を整えるために、必要な支援をしていかなければならないと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 青木議員。 ◆4番(青木茂君) 令和5年に佐賀県で開催予定の全国障がい者スポーツ大会の開催に当たって、聴覚障がい者に対応できる人材の確保が必要だと考えるが、どのようになっているのかお尋ねいたします。 ○議長(田中秀和君) 堀田保健福祉部長。          (保健福祉部長 堀田 信君登壇) ◎保健福祉部長(堀田信君) ご質疑にお答えします。 全国障害者スポーツ大会佐賀大会においての聴覚に障がいのある方に対しての対応でございますが、佐賀県聴覚障害者サポートセンターによりますと、開催される各競技種目におきまして、手話の通訳をできる人が400名必要であろうという試算がされておりますが、現在、県で把握してある手話通訳ができる方は237名ということでございますので、163名不足しているということになります。 唐津市では車いすバスケットボールと知的障がい者バスケットボールの開催が内定しておりまして、この競技に必要な手話通訳ができる方は22名と試算されております。唐津手話の会によりますと、現在26名の方が手話通訳ができる方ということでありますので、唐津市で開催される競技につきましては対応ができると考えております。しかしながら、県内では手話通訳のできる方が不足しておりますので、他市町に唐津市から出向くことも考えられます。 また、競技以外でも唐津市内の施設などに行かれる場合もございますので、コミュニケーションに不自由することなく手話等で対応できる人がふえるよう、今後、手話奉仕員養成講座等によりまして、手話通訳のできる方の養成に努めていきたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 青木議員。 ◆4番(青木茂君) 今回提案された唐津市手話言語の普及及び聴覚障害児・者のコミュニケーション手段の利用を促進する条例を通じて、障がい者のことを考え、知っていただくよい機会になると思います。 また、令和5年度に佐賀県で開催される全国障害者スポーツ大会により、さらに障がい者に対する理解と支援が深まっていくものと思います。 これから、障がいを持っている方々が、日常生活でいろんな方々とコミュニケーションを取り合えるようになったり、いざというときに助け合えるようになるためにも手話等の普及、促進は不可欠なものであります。 市におかれましては、全ての市民がともに生きる地域社会を実現するためにもしっかり取り組んでいただきますようお願いいたしまして、議案質疑を終わります。 ○議長(田中秀和君) 江里孝男議員。 ◆10番(江里孝男君) 10番、志政会の江里孝男でございます。 2項目について議案質疑を行いたいと思います。 初めに、七山地区保険薬局整備事業補助金についてでございますが、七山地区保険薬局整備事業の概要についてお尋ねをしたいと思います。 続きまして、農林地(林地)崩壊防止事業についてでございますが、令和元年8月の災害豪雨により住宅の裏が崩壊し、農林地崩壊防止事業の対象となった箇所が全体で幾らだったのかお尋ねをしたいと思います。 これで1回目の質疑といたします。 ○議長(田中秀和君) 堀田保健福祉部長。          (保健福祉部長 堀田 信君登壇) ◎保健福祉部長(堀田信君) 江里議員のご質疑にお答えします。 七山地区保険薬局整備事業補助金の事業概要でございますが、七山市民センター敷地内に保険薬局を開局する、唐津東松浦薬剤師会に対しまして、施設の整備に係る事業費の一部を補助することに関し、債務負担行為を設定するものでございます。 補助対象事業費は、建物が2,053万7,000円、備品が219万円で補助率を3分の2と設定いたしたところでございます。 補助金額は、建物に対するものが1,369万1,000円、備品に対するものが146万円で、合計1,515万1,000円計上させていただいております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 吉村農林水産部長。          (農林水産部長 吉村和久君登壇) ◎農林水産部長(吉村和久君) 江里議員のご質疑にお答えいたします。 農林地崩壊防止事業の対象箇所数につきましては、令和元年8月豪雨の後、地元から5カ所の被害申請がございましたが、その後、県と現地調査を行いまして、採択基準との整合性の確認を行った後に申請者と負担金のお話をさせていただいた結果、今回は梨川内の坂地区、相知町の相知町大野の市場地区、相知町湯屋の本谷地区の3カ所につきまして復旧事業費をお願いしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆10番(江里孝男君) それでは、七山地区保険薬局整備事業補助金について再質疑を行います。 この事業のスケジュールと効果についてお尋ねします。 ○議長(田中秀和君) 堀田保健福祉部長。          (保健福祉部長 堀田 信君登壇) ◎保健福祉部長(堀田信君) 再質疑にお答えします。 本事業の今後のスケジュールでございますが、本議会におきましてご承認いただきますれば、速やかに補助金の交付申請から交付決定までの事務手続を行いまして、現在の計画では、来年1月から4月下旬までの工期で建築工事を実施していただくのと並行いたしまして備品も導入され、5月に佐賀県薬務課の検査を経て、6月上旬に開局する予定と伺っております。 次に、事業の効果でございますが、七山診療所及び七山歯科診療所を七山市民センター庁舎内に移転、集約することによりまして、小さな拠点の形成を図っておりますが、薬局につきましても市民センター敷地内に開局することで、七山市民センターを核とした自立的、持続的な地域づくりが行われることが期待されます。 また、施設の集約による利便性の向上や七山公民館など、近隣施設間の互換効果、相乗効果を生み出すことが期待できるところでございます。 これに加えまして七山地区の新たな魅力の発信、拠点となることにより、地域全体の活力づくりに大きな効果が期待できるというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆10番(江里孝男君) 今回、唐津東松浦薬剤師会が開設されることになっておりますが、その開設に至った経緯についてお尋ねします。 ○議長(田中秀和君) 堀田保健福祉部長。          (保健福祉部長 堀田 信君登壇) ◎保健福祉部長(堀田信君) ご質疑にお答えします。 当初は、市民の利便性を考慮し市民センター敷地内に公募による薬局の開設を検討いたしましたが、市民センターの敷地内というきわめて公共性の高い土地に一企業または一個人が開局を設置することについて問題がないか、九州厚生局に確認いたしましたところ、行政が保険薬局を誘致すべきではないとの助言をいただいたところでございます。 その後、協議を重ねていく中で、公衆の厚生福祉の増進に寄与することを会の目的の一つとされております、唐津東松浦薬剤師会であれば公共性が、ある程度、担保され、持続的に安定的経営が図られると判断いたしまして、同会に協力を求めたところ七山地区での会営薬局の開局について計画をされたところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆10番(江里孝男君) 通常ですと、病院と薬局はセットでございますので、同時に建設されるというふうに思いますが、なぜ今になったのか、遅れた理由についてお尋ねします。 ○議長(田中秀和君) 堀田保健福祉部長。          (保健福祉部長 堀田 信君登壇) ◎保健福祉部長(堀田信君) ご質疑にお答えします。 議員がおっしゃるとおり、市民サービスという点では薬局は診療所と同時期に開局することが望ましいと考えております。 診療所改修工事は本年度に完成いたしますが、薬局の完成が来年度になるということで、診療所の移転時期につきましては、医師、歯科医師、薬剤師の3師と協議をしているところでございます。 提案時期につきましては、薬局の開局を計画されました唐津東松浦薬剤師会と開設場所、施設の規模、補助対象経費等についての協議に時間を要しまして、今回ご提案となったところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里孝男議員。 ◆10番(江里孝男君) この薬局の対象経費が2,272万7,000円で補助率が3分の2ということになっておりますが、補助対象経費と対象外経費についてお尋ねします。 ○議長(田中秀和君) 堀田保健福祉部長。          (保健福祉部長 堀田 信君登壇) ◎保健福祉部長(堀田信君) ご質疑にお答えします。 まず建物につきましては、薬剤師会では市民センター裏の駐車場のうち、60平方メートル程度の用地に2階建て延床面積約96平方メートルを計画されているところでございます。 このうち、法令の定め、厚生労働省通知等及び佐賀県指導基準に基づきまして、1階部分の待合室、医薬品扱い室、調剤室、薬品庫、トイレ及び玄関ホールに加えまして、2階部分のうち従業員の休憩室を、保険薬局として市に必要な部分であるとの判断により補助対象面積とし、事業費を面積按分して補助対象経費を算出しております。 それ以外の2階部分の脱衣室、シャワー室及び洗面室等につきましては、補助対象外といたしたところでございます。 次に、備品についてでございますが、基本的には薬局を運営する側の負担としておりますが、調剤台や作業台等、建物に附属するものにつきましては補助対象といたしたところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆10番(江里孝男君) 今回、七山市民センターの敷地内に薬局を建設されるということになっておりますが、市民センター敷地の土地の貸付料の法的な根拠、それから薬局敷地用の貸付料についてお尋ねをしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 堀田保健福祉部長。          (保健福祉部長 堀田 信君登壇) ◎保健福祉部長(堀田信君) ご質疑にお答えします。 2点ございました。まず、貸し付けの根拠法令についてでございますが、地方自治法に、庁舎の敷地に余裕がある場合には、その用途または目的を妨げない限度において貸し付けることができるとの規定がございます。 七山市民センターは、平成4年に旧七山村が建築したものでございまして、当時からは職員数も相当数減少しておりまして、駐車場には余裕があることから、今回、薬局用地として貸し付けることとなったところでございます。 次に、薬局敷地の貸付料についてでございますが、薬局の敷地の貸付料につきましては、市の公有財産規則の規定に基づき、普通財産を貸し付ける場合に準じて土地の適正な時価を基礎として算出した額をご負担いただく予定としているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆10番(江里孝男君) 今回、診療所等、病院のほうと若干の完成のずれがあるかと思いますが、関係者と十分協議をされて住民に不便のないようによろしくお願いしたいと思います。 次に、農林地(林地)崩壊防止事業について再質疑を行います。 林地崩壊防止事業の対象となった3地区の事業概要についてお尋ねをします。 ○議長(田中秀和君) 吉村農林水産部長。          (農林水産部長 吉村和久君登壇) ◎農林水産部長(吉村和久君) 再質疑にお答えいたします。 事業対象となりました地区の事業概要につきましてご説明いたします。 今回、復旧事業を行います3地区につきましては、いずれも住宅の裏の林地が崩壊をいたしまして、宅地内に土砂が流入したもので、この流入土砂につきましては既に地元で排除していただいております。 崩壊の状況でございますが、梨川内の坂地区では延長8.5メートルで高さ6メートル、相知町大野の市場地区では延長29メートル、高さ4.8メートル、相知町湯屋の本谷地区では延長9メートルで高さ7.1メートルの崩壊規模となっております。 復旧の工法についてでございますが、坂地区及び本谷地区につきましては、既に既設の土どめ用の石積み及び擁壁が設置されておりまして、土どめ工に被災がなかったことから、上部のり面を安定勾配で成形し、市場地区につきましては、土どめ工を設置せずにのり面の安定が図られることから、のり面の成形による復旧を計画いたしております。 いずれの箇所におきましても、成形後ののり面には植栽を行いまして、降雨による浸食の防止を図りたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆10番(江里孝男君) それでは、事業の採択基準についてお尋ねをいたしますが、急傾斜地崩壊防止事業につきましては、関係戸数が5戸に変更されておりますが、農林地崩壊防止事業は変更ないのか、また、その採択基準についてお尋ねをしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 吉村農林水産部長。          (農林水産部長 吉村和久君登壇) ◎農林水産部長(吉村和久君) 再質疑にお答えいたします。 農林地崩壊防止事業の採択基準につきましてご説明を申し上げます。 まず、雨量の要件といたしまして、農地等の災害復旧事業と同様に1時間最大雨量20ミリメートル以上、24時間最大雨量80ミリメートル以上の降雨による災害が採択条件となっております。 また、復旧に要する事業費が40万円以上であること、人家2戸以上、もしくは公共施設に被害が及ぶことが想定される箇所が対象となっております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆10番(江里孝男君) 家の裏の復旧につきましては、農林地崩壊防止事業と林地崩壊防止事業、急傾斜地崩壊防止事業がありますが、その採択の違いについてお尋ねをしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 吉村農林水産部長。          (農林水産部長 吉村和久君登壇) ◎農林水産部長(吉村和久君) お答えいたします。 農林地崩壊防止事業、林地崩壊防止事業、急傾斜地崩壊防止事業における相違点についてご説明申し上げます。 いずれの事業におきましても、住宅の裏ののり面等を保護することで、降雨等によるのり面崩壊を防止することが目的の事業でございます。 農林地崩壊防止事業と林地崩壊防止事業につきましては、被災後に工事を行う復旧事業でございまして、急傾斜地崩壊防止事業につきましては被災被害に関係なく工事が可能な防災工事の性格が強い事業となっております。 なお、どちらの事業におきましても、県費50%でございまして、補助残の2分の1を市が負担することとなっておることから、地元受益者の負担は25%となっております。 また、林地崩壊防止事業につきましては、激甚指定を受けた災害における被災箇所が対象であり、復旧に係る事業費が1カ所当たり200万円以上といった要件がございます。この事業は、国が50%、県が30%の補助で、地元負担は10%となっております。 最後に、急傾斜地崩壊防止事業につきましては、所管課に確認を行いましたところ、直接被害を受ける人家が5戸以上、のり面の高さが5メートル以上で傾斜がおおむね30度以上といった要件がございます。 いずれの事業につきましても、降雨時に貴重な人命、財産を守る重要な事業と考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 江里議員。 ◆10番(江里孝男君) 先ほどの吉村議員の質疑の中で、平成30年度災害が進捗率86.9%、箇所で言いますと、まだ37カ所残っているという状況であろうと思います。 また、今回、農地農業用施設で150カ所、林業施設で12カ所、土木災害で22カ所、計182カ所計上されております。 農林地崩壊防止事業は、工事現場が家の裏ということで非常に条件が厳しい状況にあります。業者からすれば工事数が多い場合は遠慮される感じであります。3月まで完成するのかどうか心配なところでございますが、入居者の方につきましては早期発注、早期復旧が望まれておりますので、年度内に復旧をしていただきますように格段の努力をお願いいたしまして、議案質疑を終わります。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆20番(大西康之君) 20番、志政会、大西康之です。議案質疑を行います。 今回は、条例議案1件、一般議案2件について質疑いたします。 まず、条例議案で、議案第145号、唐津市水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例制定についてでありますが、最初に題名を次のように改める、唐津市水道事業、工業用水道事業及び下水道事業の設置等に関する条例とありますが、題名まで改めるような大きな改正であれば、一度、条例を廃止して新規で条例制定したほうがわかりやすいのでないかと考えますがいかがでしょうか。まず一部改正とされた要因についてお示しをお願いいたします。 次に、一般議案に移ります。 議案第152号唐津城の指定管理者の指定についてをお伺いいたします。 非公募で公益財団法人唐津市文化事業団に決定されておりますが、非公募で決定された理由について、まずはお示しをお願いいたします。 続きまして、議案第154号、唐津市旧唐津銀行の指定管理者の指定についてでありますが、公募されましたけれど1団体の応募で、一般社団法人唐津観光協会を指定管理候補者とされております。 当然、1団体の応募であっても厳正なる審査を行われて指定されているものと理解しておりますが、そこでお伺いしたいのが、現在、一般社団法人唐津観光協会は業務委託で旧唐津銀行を管理されておりますが、町のランドタワーとしての施設運営について、どのような提案がなされたのか、また現在、業務委託により施設運営されておりまして、改善点など、それをどのように提案されているのかをお示しいただきたいと思います。 以上で、1回目の質疑といたします。 ○議長(田中秀和君) 新天寺都市整備部長。          (都市整備部長 新天寺勉君登壇) ◎都市整備部長(新天寺勉君) 大西議員のご質疑にお答えいたします。 今回の提案は、唐津市水道事業、工業用水道事業、下水道事業の3事業につきまして、設置条例を一つにまとめるものでございます。 議員ご指摘のとおり、三つの事業につきましてそれぞれ新しい条例を制定し、あるいは一部改正を行って現行の条例を廃止する方法も一つの案と考えておりました。 そうした中、水道事業につきましては、現在、継続中でありまして、水道事業の現行条例を廃止するのは適切ではないと判断いたしたところでございます。 また、工業用水道事業につきましては、水道事業に準じた条例になっていること、さらには、今回、下水道事業も含めました改正内容も一部改正で対応できることの事由によりまして、唐津市水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する案でご提案させていただいたものでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 大西議員のご質疑2点ございました。 まず、一つ目の、議案第152号唐津城の指定管理者についての非公募に決定した理由のご指摘でございました。 当該事業者は、本市の歴史及び文化を継承し、また市民の芸術文化活動の振興に寄与することを目的にされた公益財団法人であること、また、唐津城が所有する多くの収蔵品を展示管理するためには、必要な専門的知識を持つ人材を有していることから、当該候補者による管理運営が適切であると判断いたしたところでございます。 次に、議案第154号、旧唐津銀行の指定管理者の指定についてのランドタワー等の提案等についてのご指摘でございました。 一つ目に、候補者からの施設運営に関する提案といたしましては、この旧唐津銀行を誉れ高い展示空間と捉えて、建物の存在価値という観点で、芝生広場を含め、通りかかっている方々へのアイ・キャッチャーとSNS映えをした意識づくりを持って景観づくりを図っていくといった提案、それから、城内エリアの駐車場との連携のもと、来唐されている車を市街地エリア等に回遊する誘導スポットとして捉えて施設の特徴、価値を発信するといった提案がなされているところでございます。 そのほかにも、現在、有料の多目的ホールとなっております、施設の1階部分では自主企画の実施のほか、利用希望者を募り建物の持つ品格を損なうことなく配慮した利用促進に努めるとされています。 2階部分は、現在、唐津が誇る日本近代建築の父、辰野金吾の偉業を中心に紹介するスペースとして活用しているところでございますが、提案では辰野金吾の資料、展示物の調査を行い、収蔵管理と定期公開などを行っていくため、まずは日本銀行本店本館、貨幣博物館、大阪中央公会堂、京都文化博物館などとの交流促進を図って、収蔵物の貸し出し等も手がけ、施設の誘客を試みる提案があっているところでございます。 地階部分は、唐津の個性を味で表現する空間としての提案がなされているところでございます。 次に、二つ目、違いでございますけれども、これまでご指摘のとおり、9年間旧唐津銀行の委託業務を行ってきた経験を生かした改善点ということでは、今回、入館者の市民割合を高めるため、市民への優待措置を講じ、市内外の人たちが交流の場への参加によって新たなコミュニケーションを生み出すことに取り組んでいくといった提案が、改善点として捉えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 13時に再開することとし、休憩します。                   ~~~~~~~~○~~~~~~~~                     午前11時58分  休憩                     午後 1時00分  再開                   ~~~~~~~~○~~~~~~~~ ○議長(田中秀和君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 議案質疑を続行します。大西議員。 ◆20番(大西康之君) それでは、議案第145号、唐津市水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例制定について、再質疑を行います。 水道事業が継続中であること、また、工業用水道事業は水道事業に準じていること、改正内容も一部改正で対応できることということで、一部改正としたという答弁でございました。 それでは、次に、今後は水道事業、工業用水道事業及び下水道事業を一つの部署、一つの局で対応をされていくというふうに考えてよいのか、お伺いいたします。 ○議長(田中秀和君) 新天寺都市整備部長。          (都市整備部長 新天寺勉君登壇) ◎都市整備部長(新天寺勉君) 再質疑にお答えいたします。 今回の下水道事業の地方公営企業法適用にあわせまして、水道事業、工業用水道事業、下水道事業の3つの事業の事務を処理するために、水道局と都市整備部所管の下水道管理課及び下水道整備課を統合した上下水道局を設置いたしまして、議員ご指摘のとおり、一つの局で対応したいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆20番(大西康之君) それでは、次に、第2条で、下水道事業を地方公営企業法に適用させるというふうにありますけれども、下水道事業も包括的委託されるというふうに考えてよろしいのでしょうか。その委託先の決定方法についてはどのようにお考えか、お伺いいたします。 ○議長(田中秀和君) 新天寺都市整備部長。          (都市整備部長 新天寺勉君登壇) ◎都市整備部長(新天寺勉君) 再質疑にお答えいたします。 今回の下水道事業の地方公営企業法適用と、包括的民間委託との直接的な関係はございません。しかしながら、下水道事業の唐津処理区及び浜玉処理区の維持管理につきましては、処理場やポンプ場の運転、あるいは、水質分析薬品やガス・水道といったユーティリティ費用、簡単な補修費などを一括しまして、3年間の長期継続契約で性能発注している状況もございますので、今後は、包括的民間委託や指定管理者制度の導入等に向けた検討を進めていきたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆20番(大西康之君) それでは、次に、第4条、水道事業等の管理者の権限を行う市長の事務を処理させるため上下水道局を置くとありますけれども、水道事業、下水道事業を一本化し、1人の上下水道局長で運営していくというふうに理解していいのかお伺いします。また、上水道、工業用水道、下水道、おのおのの資産についてはどのようにお考えなのか、お示しをいただきたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 新天寺都市整備部長。          (都市整備部長 新天寺勉君登壇) ◎都市整備部長(新天寺勉君) 再質疑にお答えします。 水道事業、工業用水道事業、下水道事業の3つの事業の事務を上下水道局で処理し、局長が事務を統括をいたしますが、3つの事業を統合するものではございませんので、水道事業、工業用水道事業、下水道事業はそれぞれの会計ごとに運営し、資産や現金等につきましても、それぞれに管理する予定になっております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆20番(大西康之君) 最後に、上水道の組織を統合した後の組織体系、これはどのようにお考えなのか。また、統合することにより、どのような相乗効果を想定されているのか、お伺いいたします。
    ○議長(田中秀和君) 新天寺都市整備部長。          (都市整備部長 新天寺勉君登壇) ◎都市整備部長(新天寺勉君) 再質疑にお答えします。 組織の体系は、管理部門を一元化し、整備・維持管理部門は水道部門と下水道部門を分けた体系としたいと考えております。執務を行います事務所につきましては、新庁舎が完成するまでの間は、管理部門と水道部門の整備・施設管理部門を水道庁舎に、下水道の整備・施設管理部門を二タ子にございます浄水センター内に設置したいと考えております。 統合によります効果としましては、指揮命令系統の一本化により、定常業務のほか、緊急時におけます水道・下水道の連携が強化されます。また、水道事業がこれまで公営企業として蓄積しました経営ノウハウを、下水道事業の運営に生かすことにより、効率性の向上が期待できると考えております。 市民の皆様に対しましては、水道庁舎に水道・下水道の窓口が集まりますので、諸手続が便利になるほか、設備業者が水道の給水装置と下水道の排水設備の工事を行われる際の手続も、水道庁舎でまとめて行えるようになります。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆20番(大西康之君) 水道事業が公営企業として蓄積したノウハウを、下水道事業の運営に生かし、効率を上げるということでありましたけれども、であれば、包括的業務委託制度に移行すべきだというふうに私は考えております。答弁では、今後検討するということでしたが、スピード感を持って検討をしていただくようお願いさせていただきまして、次の質疑に移ります。 議案第152号、唐津城の指定管理者の指定について、再質疑を行います。 指定管理者を公益財団法人唐津文化事業団に非公募で決められた理由につきましては、当該施設を管理運営するための専門的な知識、人員を有しているからという答弁でございました。 それでは、次に、財団の経営状況説明書によりますと、リニューアル後の入場者数は、平成30年度で約14万8,500人となっております。リニューアルの前の最高より1万8,000人、約12%ほどふえており、非常によいことだと感じております。このように入場者数が伸びていく中、さらなる入場者増に対する取り組みについて、指定管理者候補からどのようなご提案があったのか、お示しをいただきたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えします。 候補者による唐津城のさらなる利用者増への取り組みというご質問でございました。計画書では、今現在、年1回程度実施しております企画展、期間中に約3万人が入場されておりまして、具体的には、歴史文化企画展とか、近代唐津の芸術文化講演会などがございます。こういった企画展のPRによって誘客を図るということが、まず1点ございます。そのほか、外国語対応ができる職員の育成、ユニバーサルデザインの対応の研修にも取り組むことによりまして、来館者の満足度、それから、ひいては来館者数の増加に努めていくという計画となっているとこでございます。 なお、本年度10月1日から12月1日まで開催されました企画展「唐津の刀工 本行」ということが実施されておるとこでございますが、やはり先ほど議員もご紹介いただきました、候補者の学芸員による展示・解説が丁寧であったということから、よい評価をいただき、利用者増加につながっているものと捉えているとこでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆20番(大西康之君) それでは、次に、入場者増の取り組みについて、以前あったんですが、唐津城、曳山展示場及び旧高取邸の3館で利用できる割引券というのが以前販売されておりました。現在はないようであります。なぜなくなったのか、再度販売される考えはないのか、どのようにお考えかお伺いいたします。 今回の候補者は他の文化施設も管理されておりますので、施設間の相乗効果も期待できるというふうに私は考えますが、いかがでしょうか。 ○議長(田中秀和君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えいたします。 まず、3館合同券、割引券の現在の状況でございますが、議員ご提示のとおり、以前、平成20年10月から平成29年3月まで、唐津城と曳山展示場並びに旧高取邸の3館を同時に利用していただいた方に、入場料が割引される共通入場券を取り扱っておりました。ですが、平成29年度に唐津城がリニューアルオープンを控え、入場料を改定したこと、旧大島邸が新たに開館するといったことの要因もありまして、利用促進のための課題検討が必要となっていたことから、その取り扱いを休止しているとこでございます。 そのほか、この休止している割引券を再開する考えはというご質疑でございました。確かにこの共通入場券は、一つの施設を利用いただいた方を、ほかの施設へと誘導する仕掛けとしての効果があると捉えております。城内エリアには、先ほどご紹介しました旧大島邸を加えて4つの施設と、さらに旧唐津銀行もございますので、この唐津城の年間15万人の利用のある誘客力を、他の施設のほうに周遊させていくには、この共通入場券という取り組みは、非常に有効的だと考えております。 ただ、公共だけの枠にもとらわれず、観光事業者などの方々と相互協力によって、いろんな特典や割引を取り組むことも必要だなと考えており、またそれも複雑な制度では、旅行者にとっては使い勝手の悪いものになると考えておりますが、この点も配慮していくことが必要だと考えております。 どちらにいたしましても、所管として観光を担っている部分としましては、平成31年に作成しました観光地経営戦略プランの中でも、旅行者の滞在時間の延長、それから、観光消費額の目標達成ということを掲げておりますので、こういう観点からも、議員ご質疑の共通入場券に係る割引特典をできるだけ早く始めてまいりたいと考えているとこでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆20番(大西康之君) できるだけ早く始めたいという答弁でしたが、では、何で今までしなかったのかなという疑問が逆に生まれました。 それでは、次に、今回の指定管理期間が3年とされておりますけれども、先日の決算委員会では、唐津城、舞鶴公園、東城内駐車場につきましては、一体管理とするのに何ら支障はない、また、そのほうが観光施設としてサービスが行き届いた施設となるとの答弁がありました。一体管理でのお考え、これは今どのようにお考えになられているのか、一体管理は行われるのか、お伺いをたします。 ○議長(田中秀和君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えします。 一体管理につきましては、議員ご指摘のとおりでございます。これから本市におきましても、この課題については解決すべき課題だと捉えておるとこでございまして、また市議会においても、その必要性に関するご意見もたびたびいただいておりました。このため、この3年間は、その移行をするための準備期間と捉えており、その期間中、3つの施設の一体管理を具体的に進めていくため、政策部、都市整備部の3部を中心に協議を重ねてまいりたいというふうに考えているとこでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆20番(大西康之君) 3年間を目途に考えてまいりたいという答弁であったかと思いますが、おのおのに対しての指定管理の期間の食い違い等についてはどのようにお考えなのか、お示しをいただきたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えします。 指定期間のずれといいましょうか、旧唐津城が3年ということで、1年ほかの指定期間と異なっております。今回、2年ということで期間をそろえるかということも庁内で検討をいたしましたが、3年間をめどにということで、そのずれにつきましては、今後どういった形で整理をして管理をいたすかを含めまして、庁内で協議を進めてまいりたいというふうに考えているとこでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆20番(大西康之君) 指定管理者も含めまして、唐津城、舞鶴公園、東城内駐車場の一定管理ができれば、城内駐車場を利用される観光客、利用して唐津城に上ってこられる観光客に対しまして、例えば、エレベーターを半額にするなど、入場料の割引を行うなど、集客のためのアイデアも出しやすくなるんではないかというふうに私は考えております。 また、施設面でのおもてなしを考えたときには、案内看板の設置位置や大型バイクの駐車場問題なども解決しやすくなるのではというふうに考えておりますので、一体管理の早期実現に向け、ご努力いただきますようお願いさせていただきます。 次の質疑に移ります。 議案第154号、唐津市旧唐津銀行の指定管理者の指定について、再質疑を行います。 候補者からの提案は、芝生広場でのSNS映えを目指す。あと、駐車場につきましては、近隣駐車場との連携を図る。1階の有料多目的ホールにつきましては、自主企画の実施。利用者を積極的に募る。特に市民の誘客に努めると。あと、建物の品格を壊すことなく収益アップを図る。2階部分につきましては、みずから辰野金吾の資料・展示物の収集、収蔵管理などを行うと。地階につきましては、唐津の個性を味で表現する空間として、シェアキッチンが提案されているという答弁であったかと思います。 では、次に、その2階部分につきましてですが、先ほど答弁の中で、日本銀行などから辰野氏の資料を借り受け、展示するというような答弁があったように記憶いたしておりますが、具体的にどのようなことなのか。また、そのような貴重な資料展示が、旧唐津銀行の2階で行えるのか。また、さらに、そういう貴重な資料を借り受けるということになりますと、借り受けのための費用や、当然文化的な資料ですので、運搬に要する費用などが必要になってくるというふうに私は考えますが、予算を含めてお示しをいただきたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えします。 2階部分の指定管理者の計画についての今後の予定でございます。冒頭お話しました収蔵をされていると思われるところ、日本銀行本店などが予定されていますが、ここと、まずはご連絡を差し上げて、まずは、費用のかからないところでのいろんなものの資料、もしくはエピソードなり、写真なりを展示をすることから始められるだろうと受けとめています。ただ、やはりどうしても集客を高めるためには、議員ご指摘のとおり、そこにしかないもの、めったに出さないものをとらないと、なかなか集客には結びつかない。当然それならば文化財等の価値がとても高まっておりますし、それを借りてくるとなれば、幾ばくかの輸送に対しての経費もかかってくるだろうと思います。その点につけば、今回、具体的な計画の中には掲示がありませんので、今後計画される際には、そういう収支の予算、執行状況も踏まえまして、提案者と協議を重ね、実際実施していけるかどうかも、市としても十分精査をしてまいりたいと考えておるとこでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆20番(大西康之君) 済いません。今の答弁でよくわからなかったんですけれど、これは、候補者からの提案を私はさっきお尋ねして、部長がそういうふうに答えられたんですよね、日本銀行などからの資料を借り受け、展示すると。ということであれば、こういうことをやるんで指定管理者に応募しますと言った団体が、そこまで調べて、予算的にはこれぐらいかかりますというのを上げとかないと、指定管理料というのが決まらないように私は思うんですけれど、その辺は選定委員会ではどのように判断されたのかを教えてください。 ○議長(田中秀和君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) まずもって、具体的な計画、資料を収集するということでは、指定管理者の計画に上がっておりましたので、その一例としてご紹介させていただきました。ただ、具体的に今後どうする、予算との絡みにつきましては、先ほど市としての見解を述べさせたというとこでございます。 もう一つは、そういったものを指定管理者選定委員会でどう評価したかという点では、委員の中から計画に対しての質疑をされ、総合的に評価をなされたというふうに受けとめているとこでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆20番(大西康之君) ちょっとすっきりしない答弁でありましたが、次に移ります。 私は、先ほども、現在休館されております地階のレストランスペース、これの活用が一つの鍵になっていくのではというふうには考えております。先ほどシェアキッチンというお言葉がありましたけれど、その提案内容について、候補者の提案内容について詳細にお示しをいただきたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えします。 候補者より提案いただいているシェアキッチンの内容でございます。具体的には、厨房機器の付帯する貸しスペースとして活用をするという内容になっています。候補者が飲食事業者、個人など複数の利用希望者を募ることにより、月単位あるいは週単位など、利用希望者が特定した期間と時間帯について運営していく計画というふうになっているとこでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆20番(大西康之君) このシェアキッチンにつきましては、厨房機器を付帯する貸しスペースで、飲食の事業者、個人など複数の利用事業者を募るというふうにありましたけれど、このようなことが現実的に可能なのかお伺いしたいと思います。一般客に対する飲食店の営業を行う場合は、食品衛生責任者の設置を初め、食品衛生法上の許可が必要になるというふうに私は理解しておりますが、また、同じ場所で複数の食品衛生責任者が営業することは、これは許可になるのか、どのようにお考えなのか、お示しをいただきたいと思います。 あわせまして、このシェアキッチンで年間幾らの売り上げを考えられておるのか、お伺いしたいと思います。 ○議長(田中秀和君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えします。 まず、シェアキッチンの現実性についてのご質疑でございました。一定のスペースを、それこそ複数の方が利用する飲食店営業の形態として扱われるものと捉えております。こういった事例は、都市部におきましては既に実施されている事例はございますが、本市におきましては、その事例は見受けられない状況です。そのため、今回提案の部分につきましては、特定の営業者が、まずは、議員ご指摘のとおり、飲食店営業の許可を取得し、主要な時間帯に営業を行う。その主要な時間帯のすき間を、店舗営業が行われていない時間帯に限定して、スペースを営業行為を伴わない形態で活用をするということを含めて、共同利用をしていくという計画になっているというとこでございます。 収益につきましては、地下の出店利用料として、そういう個人利用や法人利用を含めまして、年間171万5,000円の収入は見込まれているという計画となっているとこでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆20番(大西康之君) 主たる営業主がいらっしゃいまして、その方がお休みのときに、そのスペースを貸し出すよということであれば、法的にいけるのかなという気はしますけれど、いかんせんその売り上げが年間170万円ということは、主たる営業主はどういう、そこまでレストランとかされるのか。何をされるか今答弁なかったんでわかりませんけれど、レストランをするにしても、喫茶コーナーをするにしても、例えば、10時から6時、7時ぐらいまで営業しますよとなれば、その前後は、準備の期間であるとか片づけ、翌日の仕込み等々でかなりの時間を割いて、お店を開店されていると僕は理解しておりますが、そういったすき間を、そういう形態の中ですき間を縫って貸し出すということで、本当できるのかなという危惧をいたしております。また、売り上げを170万円もそこの中に計上されているということに対して、部長はどのように判断されているのか。また、選定委員会ではどのような議論になったのか教えてください。 ○議長(田中秀和君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えします。 指定管理者が現在計画しております営業を伴わない形態でのスペース活用という点では、今議員ご指摘のとおり、一日を割るとなると、先ほど来申し上げられている準備とか、片づけとかいうことで、時間によってはなかなか利用が難しい場合もあるだろうというふうに、私も受けとめているとこでございます。指定管理者側のコアキッチンといいましょうか、主な営業店舗が、具体的に数、それから内容、業種等も提示が今のところ具体的になされておりませんので、今後、具体的な内容を確認し、その上で、実際175万円の年間売り上げが達成できるか、そういったことを精査していく必要があるというふうに捉えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆20番(大西康之君) では、それは、今部長がおっしゃった答弁の内容は、ここに議案として上がってくる前になされることでないかな、選定委員会に上がっていく前になされることではないのかなというふうに感じております。 では、次に、活性化、収益アップについて、今ほどのシェアキッチンを含め、数多くの提案がなされ決定されたというふうに理解しておりますけれど、選定委員会において一番いいと判断された内容について、お示しをいただければと思います。 ○議長(田中秀和君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えします。 提案の中での特筆すべきところといたしましては、9年間、本市の委託業務を履行された実績、それによる経験がございますので、重要文化財としての建物の価値と、関連性のある人物・歴史などを正確に市民や観光客に伝えるということを遂行できる相手方であること。特に、来客対応につきましては、利用者ニーズを細かく丁寧に対応していくといったことから、運営をお任せできると判断いたしたところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆20番(大西康之君) それでは、次に、指定管理期間が5年間とされておりますけれど、その間の業務のあり方についての評価体制はどのように行われていくのか、また、契約上はどのように取り決めなされているのかを、お示しいただければと思います。 ○議長(田中秀和君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えします。 評価の体制でございますけども、指定管理者制度のガイドラインに従いまして、毎年のモニタリング評価を実施することは、まずベースにございますが、先ほど来申し出る事業計画の目標、具体的な数値目標、それから、それを実現されるためにどんなことをやっているのか、それから収支状況と、そういったことを書類を通して確認していくことをしっかりをやっていきたいと考えております。特に、観光地経営観点からにつきましても、集客なり人数につきましては、定期的にその計画達成の状況なり、今後それを受けて、どういったことをやろうとしているのかは、ほかの観光施設との連携もございますので、確認等を行い、その評価をやってまいりたいと考えております。その上で、施設の管理運営において改善すべきと判断した場合は、改善指導、指示を行ってまいりたいと考えておるとこでございます。 また、契約上の取り決めでございますが、指定管理者と提携する予定であります協定書の中で、施設の管理業務の実施が著しく不適当と認められるほか、改善指導等に従わない場合は、唐津市公の施設に係る指定管理者の指定手続等に関する条例の規定によりまして、指定の取り消し、または管理業務の停止を行うようになっているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆20番(大西康之君) では、次に、指定管理者の提案の内容について、何点かお伺いしてまいりました。旧唐津銀行につきましては、県指定の重要文化財でありますが、ほかの国指定重要文化財におきましては、結婚式やパーティー、あとカフェ・レストランなど、交流の場として活用されております。私が思うに、カフェなどでの活用をすることにより、より多くの人が集いやすくなるのではと考えておりますが、いかがでしょうか。今回の提案には、全くそういう提案はないようでございます。待ち合わせの場所、町なか散策の拠点などと活用を考えたとき、私は必要になるのではというふうに考えますが、部長はいかがお考えでしょうか。 あと一点。物品販売についても何の提案もないようでございます。辰野金吾記念館として、辰野金吾に関する書籍ですとか、辰野氏が生きた時代の時代背景がわかる書籍ですとか、当時の唐津の歴史をつづった書籍ですとか、さらにお土産物ですとかの販売も行えば、観光客へのサービスへもつながると思いますし、また、子供たちが辰野金吾に関する書籍を手にするきっかけにもなろうかと思います。また、さらに、そういったことをやることによって、自主事業の売り上げ増につながれば、唐津市が出されます指定管理料の削減にもつながるというふうに私は考えておりますけれど、今回の指定管理者はどのようにお考えになられているのか。あわせまして、部長は今どのようにお考えなのか、お伺いいたします。 ○議長(田中秀和君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えします。 まず、利用、交流の場としての活用についてのご質疑でございました。この施設そのものが、ご案内のとおり、市街地エリアに多くの人を集客させる拠点を目指しております。本市としましても、管理者に任せるべきとこは任せつつも、観光地経営戦略上、必要と思われ、関連がある場合につきましては、指定管理者と協力、連携、提言などを図ってまいりたいと考えております。とりわけ今ご提示がありましたカフェや書籍販売、こういうのは、現在のところ、候補者からは提案がなされておりませんでした。市としましては、旧唐津銀行の1階フロアの一部を、先ほど来ご紹介のあっています町なか散策の観光客の休憩スペース、それから、市民を含めたところでの待ち合わせ場所の活用とか、いろんな形で交流を育み、その中でカフェ形式などでの活用なり、それから、その傍らで書籍等の販売など、それから、市内のいろんな特産品等のお土産を販売するとか、そういったことは指定管理者の自主事業としても可能であり、このことにより、集客力や売上高のアップの効果も期待できると考えております。 本市としましては、特に観光の戦略に、観光客や市民が心地よいと感じられる空間づくりや、サービス向上を図るといったことも掲げていることから、指定管理者がみずから行おうとすることを十分、先ほど来、精査それから協議、確認等を行いながらも、本市として観光客のおもてなしとして必要となる部分があれば、指定管理者としっかり協議をし、連携を図った上で、効果的運用による誘客促進を図ってまいりたいと考えているとこでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆20番(大西康之君) 最後に一点確認させてもらいますが、今ほどカフェですとか、物品販売に対しては、部長としては効果があるんじゃないかというような答弁だったと思いますけれど、それを指定管理者とともにやっていくことができるんですか。指定管理者というのは、年間通してこういうことをやって、これだけの収益を上げて、これだけの市の持ち出しをお願いしますというのを、そこに任せますよというのが、今回の指定管理者の議案だと思っています。それに対して、こういうことができるんやないか、ああいうことができるんやないかというのは、今後、市のほうから提案して、そこの指定管理者がやることができるのでしょうか。一点確認させてください。 ○議長(田中秀和君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えします。 ご提示のあっている、私がそれに対しましてお答えしましたカフェや土産の販売、指定管理者の自主事業としては、確認いただきましたとおり、現在のところ計画には上がっていないとこです。ですが、そういったものを指定管理者の自主事業として実施していただけるよう、どの程度その協議をしていくかというレベル感もありますが、指定管理者が観光に関する団体でもありますので、日々移り変わる観光のニーズに捉えていただくよう情報を提供して、指定管理者の制度としての枠もしっかり抑えながら、私が先ほど来お答えしているような利用者増、それから、効果的運用につながるようなことをやってまいりたいというふうに考えているとこでございます。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 大西議員。 ◆20番(大西康之君) ちょっと理解に苦しいとこがございますが、私の議案質疑を終わります。 ○議長(田中秀和君) 古藤宏治議員。 ◆5番(古藤宏治君) 5番、清風会、古藤宏治でございます。通告に従い、清風会を代表いたしまして議案質疑を行います。 議案第128号、令和元年度唐津市一般会計補正予算の中から11項目、議案第138号、令和元年度唐津市モーターボート競走事業会計補正予算、議案第155号、唐津市市営住宅等の指定管理者の指定について、計13項目を質疑をいたします。 まず、議案第128号、令和元年度一般会計補正予算の中から、震災等緊急雇用対応事業県補助金返還金(唐の津風景街道推進事業分)、重点分野雇用創出事業県補助金返還金(唐の津風景街道推進事業分)、商工費の中から重点分野雇用創出事業県補助金返還金観光関連分野雇用創出事業分)、この3つに関しては、一括して答弁をお願いをいたします。まず、今回返還金が発生した原因について何なのか、それぞれお示しください。 次に、衛生費の七山地区保険薬局整備事業補助金についてお尋ねをいたします。まず、七山地区に新たに薬局を開設する必要性について、執行部の説明を求めます。 次に、農林水産業費の営農再開・草勢樹勢回復等被害対策事業補助金は、前任者と重複しますので取りやめます。 次に、強い農業・担い手づくり総合支援交付金被災農業者支援型)について、前年度においては被災農業者向け経営体育成支援事業であったと思いますが、今回の強い農業・担い手づくり総合支援交付金被災農業者支援型)とどう違うのかについてお伺いをいたします。 次に、ASF(アフリカ豚コレラ侵入防止緊急支援事業補助金についてですが、事業内容や事業の目的については、前任者のご答弁で理解できました。では、市内の養豚農家の戸数と頭数、または、この事業で市内全体での養豚農家が整備を実施すると考えてよいのかをお示しください。 次に、教育費の東京2020オリンピック聖火リレー事業費についてですが、事業費などについては、前任者から質疑があり、答弁されていますので、それ以外で質疑を行いたいと思います。 聖火リレーは、福島県を皮切りに全国をかけまわり、佐賀県は5月に行われるとのことですが、佐賀県の概要についてお伺いをいたします。 次に、災害復旧費についてですが、令和元年災害農地・農業施設復旧費と令和元年災害林業施設復旧費についてですが、令和元年8月豪雨により農地・農業用施設、林業施設の災害の発生状況は9月の議会において江里議員の議案質疑の中で災害の発生状況については報告を受けましたが、今回の補正予算の内容についてお示しください。 また、令和元年度全体の公共土木施設(市道等)災害復旧の被害状況(災害箇所数)などについてお示しください。 次に、議案第138号、令和元年度唐津市モーターボート競走事業会計補正予算についてですが、売り上げが57億円の増加ということですが、令和元年度モーターボート競走事業の補正予算の概要についてお伺いをいたします。 最後に、議案第155号、唐津市市営住宅等の指定管理者の指定についてですが、現在までの指定管理内容の変遷についてお伺いをいたします。 これで1回目の質疑といたします。 ○議長(田中秀和君) 阿蘇未来創生部長。          (未来創生部長 阿蘇靖則君登壇) ◎未来創生部長(阿蘇靖則君) 古藤議員のご質疑にお答えいたします。 私のほうからは2点ございました。 まず、県補助金返還金について原因は何かということでございます。文化振興課が実施いたしました平成24年度、平成25年度の唐の津風景街道推進事業につきましては、既に消費税が加算されている費目を含む事業費の総額に対してさらに消費税を加算したために、結果として消費税が二重計上されたものでございます。 次に、2点目、聖火リレー事業費でございます。事業の概要でございますが、令和2年3月26日の福島県をスタートし、7月24日の東京都まで121日間にわたり全国47都道府県全てで開催されます。 そのうち佐賀県は令和2年5月10日、11日、2日間にかけて全20市町で聖火リレーが行なわれる予定でございます。1日目は県の西部地域で太良町を出発して唐津市まで5市4町、2日目は県の東部地域で基山町を出発し、最終の佐賀市まで5市6町で行われるようになっております。 各市町内の道路の詳細なルートにつきましては関係機関で協議中であり、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会から今月中旬以降に全国のルートが一斉に公表される予定になっております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 私のほうからは古藤議員の観光関連分野雇用創出事業分についてのご質疑にお答えいたします。 観光課が実施いたしました2つの事業のうちの返還金の原因でございますが、1つ目は唐津市外国人観光客誘致促進業務につきましては先ほど未来創生部長が答弁した内容と同様に委託料に消費税が二重計上されていたものでございます。2つ目の観光商品PR業務につきましては、消費税の免税事業者に対しまして委託料に消費税を加算して支払われていたのが原因という状況でございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 堀田保健福祉部長。          (保健福祉部長 堀田 信君登壇) ◎保健福祉部長(堀田信君) 古藤議員のご質疑にお答えします。 七山地区保険薬局整備事業補助金に関しまして、新たに薬局を開設する必要性についてのご質疑でございましたが、七山診療所が七山市民センター内に移転した場合、現在の七山診療所近くにある薬局までの距離があり、特に高齢者の方にとっては徒歩での移動は困難でございます。現在、七山地区で唯一の薬局に七山診療所が市民センター庁舎内に移転した場合の意向を確認しましたところ、薬局の移転をされないとの考えを示されました。七山地区に薬局がなくなれば、浜玉町の薬局まで行く必要がございますので大変不便な状況になります。移動手段が車に頼らざるを得ない七山地区で住民の便宜を図るためには診療所の近くに新たな薬局を整備することが必要不可欠だと感じております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 吉村農林水産部長。          (農林水産部長 吉村和久君登壇) ◎農林水産部長(吉村和久君) 古藤議員のご質疑にお答えいたします。 3項目ございました。まず、強い農業・担い手づくり総合支援交付金被災農業者支援型)についてでございます。 議員が申されますとおり、平成30年度におきましては、平成30年梅雨期における豪雨及び暴風雨により被害を受けた農業者を支援する事業といたしまして、被災農業者向け経営体育成支援事業を実施したところでございます。 今回の強い農業・担い手づくり総合支援交付金につきましては、国における2つの事業、強い農業づくり交付金と経営体育成支援事業が統合され、今年度新たに事業創設がなされたものでございます。 事業内容につきましては、前年度とほぼ同様の内容となっておりまして、農業用施設などの再建、修繕等、被災した施設や流入土砂等の撤去による復旧を行い、営農を再開する農業者の方に対して支援を行う内容となっております。 次に、ASF(アフリカ豚コレラ侵入防止緊急支援事業補助金についてでございます。 市内の養豚農家の戸数は12戸でございまして、飼養頭数は約2万頭となっております。なお、今回、事業活用し防護柵の設置を希望されている養豚農家は12戸のうち6戸でございます。 次に、令和元年災害農地・農業用施設復旧費及び令和元年災害林道施設復旧費についてでございます。 令和元年8月の豪雨による農地・農業用施設の災害発生状況でございますが、令和元年9月補正予算時に農地災害が105件、農作業道路や農業用水路等の農業用施設の災害が95件、合計200件の申請がございました。 その後、現地調査を行いまして、採択基準との整合性の確認を行った後に申請者と負担金のお話をさせていただいた結果、今回は農地85件、農業用施設65件、合計150件の復旧に係る工事請負費5億2,482万円と事務費292万円、合計5億2,774万円をお願いいたしております。 次に、林業施設災害復旧工事の発生状況でございますが、令和元年9月補正予算時に崩土除去を含め195件の報告がございまして、そのうち補助事業で28カ所を予定しておりましたが、県と現地確認等の精査を行った結果、国庫補助事業で対応が可能となった10カ所と災害復旧債での対応が可能な2カ所の工事請負費9,000万円をお願いしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 新天寺都市整備部長。          (都市整備部長 新天寺勉君登壇) ◎都市整備部長(新天寺勉君) 古藤議員のご質疑にお答えします。 2項目ございました。まず初めに、令和元年度の公共土木施設の災害の状況でございます。今年度発生しました災害といたしましては、7月の梅雨前線による豪雨、8月の豪雨の2回発生しております。 7月の災害状況としましては、道路災害が8カ所、河川災害1カ所、計9カ所でございます。 8月の災害といたしましては、道路災害137カ所、河川災害6カ所、計143カ所でございまして、合計で152カ所が被災しております。 今回は国の助成を受け、公共土木施設災害復旧費のご承認をいただくべく、22カ所の災害復旧の予算を計上させていただきました。 続きまして、市営住宅等の指定管理者についてのこれまでの変遷について、お答えいたします。 市営住宅等の指定管理業務委託につきましては、今回のご提案が4回目でございます。 まず1回目は平成21年から平成23年度までの3年間、対象団地は2つの団地でございました。第2回目は平成24年度から平成26年度までの3年間、対象団地は12団地でございます。3回目は平成27年度から令和元年度までの5年間、対象団地は15団地でございます。 今回、第4回目となります令和2年度から令和6年度までの5年間、対象団地は56団地、2,223戸を予定しております。 指定管理制度を利用し始めた平成21年度から現在に至るまで11年間におきまして大きな問題もなく円滑に管理することができたため、さらなるスケールメリットを得るため、市全域に対象地域を拡大し、より効率的かつ効果的な管理を目指すものでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 日下ボートレース企業局長。          (ボートレース企業局長 日下義信君登壇) ◎ボートレース企業局長(日下義信君) ボートレース競走事業の補正予算の概要についてお答えいたします。 まず、今回の補正予算におきまして市営レースの当初売上見込み額514億9,800万円に57億8,800万円を増額いたしまして、年間の売上額を572億8,600万円に上方修正するものでございます。 また、営業費用につきましては、この売上額の上方修正に伴う払戻金、日本財団及び競走会への交付金、開催事務委託費等を47億5,676万円増額し、人事異動等による職員人件費400万円を減額いたしまして、47億5,276万円を計上いたしております。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 古藤議員。 ◆5番(古藤宏治君) それでは、再質疑をいたします。 返還金の内訳についてですけれども、各事業の補助金交付額と返還金の額について、それぞれお伺いをいたします。 ○議長(田中秀和君) 阿蘇未来創生部長。          (未来創生部長 阿蘇靖則君登壇) ◎未来創生部長(阿蘇靖則君) 再質疑にお答えいたします。 唐の津風景街道推進事業の補助金交付額と返還額についてお答えいたします。平成24年度事業の唐の津風景街道推進事業の補助金交付額が2,690万5,771円で、返還予定額は48万8,541円でございます。 同じく平成25年度事業の補助金交付額が2,177万1,000円で、返還予定額は42万6,197円でございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えいします。 観光課が実施いたしました2事業について交付額と返還額のお尋ねでございました。 1つ目の外国人観光客誘致促進業務につきましては、補助金交付額が1,701万7,420円で、消費税の二重計上による返還予定額は39万6,638円でございます。 2つ目の観光商品PR業務につきましては、交付額が2,085万1,742円で、免税事業者への消費税の支払いによる返還予定額は99万2,940円でございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 古藤議員。 ◆5番(古藤宏治君) それでは、今後の補助金返還のスケジュールについてお伺いをいたします。 ○議長(田中秀和君) 阿蘇未来創生部長。          (未来創生部長 阿蘇靖則君登壇) ◎未来創生部長(阿蘇靖則君) 再質疑にお答えいたします。 今後の補助金の返還スケジュールでございますが、県を経まして国庫に返還することとなります。国への返還期限が令和2年3月末まで、県への返還期限は令和2年3月8日までとされているため、本議会でご承認いただきましたら遅くとも来年の3月8日までに県に対し返還することとなります。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 古藤議員。 ◆5番(古藤宏治君) よろしくお願いいたします。 それでは、七山地区保険薬局整備事業補助金について、再質疑を行います。 建設場所についてですけれども、七山市民センターの南側とされた理由について執行部の説明をお願いいたします。 ○議長(田中秀和君) 堀田保健福祉部長。          (保健福祉部長 堀田 信君登壇) ◎保健福祉部長(堀田信君) 再質疑にお答えします。 薬局の建設場所の選定理由についてでございますが、診察後の薬の受け取りは短時間で完結することが求められますので、患者にとって診療所から薬局までの距離は近いほどよく、高齢患者の利便性を考慮すると診療所の移転先である七山市民センター敷地内に薬局を開設することが最善であると考えられます。 新たに建物を建築するとなると下水の処理のため農業集落排水の配管へのつなぎ込みが必要となりますが、七山市民センターの南側の駐車場の一角が公共ますに近く、配管管理等の経費が安価に済むというメリットがございます。 そのほか、公道から容易に薬局の存在が確認できるなどの立地要件や、住民の利便性等も考慮した上で建設場所を選定されたものでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 古藤議員。 ◆5番(古藤宏治君) 診療所の移転先である七山市民センターの敷地内で建設費が安く済み、また住民の利便性等を考慮した場所としての選定をされたということで理解をいたしました。 七山地区保険薬局整備事業補助金に関しては、質疑は以上といたします。 続きまして、強い農業・担い手づくり総合支援交付金被災農業者支援型)についての再質疑を行います。 事業内容については前年度とほぼ同じ内容であるとのことでしたが、本事業における国、県、市の助成率についてお伺いをいたします。 ○議長(田中秀和君) 吉村農林水産部長。          (農林水産部長 吉村和久君登壇) ◎農林水産部長(吉村和久君) 再質疑にお答えいたします。 園芸施設共済の加入、未加入の場合で助成率が異なっており、共済支払金によって変動する仕組みとなっております。 まず、再建・修繕における国費の助成率ですが、園芸施設共済加入の場合は共済支払金の国庫相当額をあわせて最大2分の1となっており、共済未加入の場合につきましては最大10分の3となっております。 次に、県費につきましては、新年度の助成はございませんでしたが、今回は国費の減額分を補填する形で10分の2以内の補助率となっております。 次に、市費の助成率につきましては、前年度と同じ10分の1以内でございます。 続きまして、撤去における国費の助成率ですが、再建・修繕と同様の助成率となっております。 次に、県費の助成率につきましては10分の1.5以内となっております。 次に、市費の助成率につきましては県費の助成率と同率の10分の1.5でございます。 国費、県費、市費のそれぞれの助成率を申し上げましたが、合算した助成率につきましては再建・修繕は60%以内、撤去につきましても同率の60%以内でございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 古藤議員。 ◆5番(古藤宏治君) よろしくお願いいたします。 それでは、ASF(アフリカ豚コレラ侵入防止緊急支援事業補助金について再質疑をいたします。 12戸のうち6戸が補助事業による防護柵の設置を行うとのことでしたが、ほかの6戸の農家の設置はどうなっているのか。また、適正に設置がなされたのか確認は誰がされるのか、またどのように行うかをお示しください。 ○議長(田中秀和君) 吉村農林水産部長。          (農林水産部長 吉村和久君登壇) ◎農林水産部長(吉村和久君) 再質疑にお答えいたします。 事業の対象となっていない6戸の農家の状況はということでございました。6戸の状況を申し上げますと、自己資金で常に防護柵を設置している農家が3戸、緊急性を考慮し事業による実施を待たずして自己資金での整備を希望された農家が2戸、今年度をもって廃業を予定されている農家が1戸という状況でございます。 なお、農家が設置を行った防護柵の確認につきましては、事業で設置された防護柵だけでなく自己資金で設置されたものにつきましても県の家畜保健衛生所が現地で確認検査を行うこととなっております。 検査につきましては、防護柵の機能性が十分に発揮できる設置状況となっているかについて重点的に行われ、もし設置が不十分な箇所があった場合は、農家に改善等を行っていただくこととされております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 古藤議員。 ◆5番(古藤宏治君) ASFという名称ですが、アフリカ豚コレラと思いますがどのような経緯で使用されるようになったのかをお尋ねいたします。 ○議長(田中秀和君) 吉村農林水産部長。          (農林水産部長 吉村和久君登壇) ◎農林水産部長(吉村和久君) お答えいたします。 コレラという呼称が消費者への不安を招くおそれがあり、豚肉消費に影響が出ることを防ぐため、国がアフリカ豚コレラの呼称をASF、豚コレラをCSFに変更いたしておりまして、呼び方や表記についてASF、CSFを用いるよう各都道府県に対し通達を行っているところでございます。 これは、アフリカ豚コレラや豚コレラはウイルスによって感染する豚やイノシシの病気であり、人にはうつることはなく、科学的にも細菌で起こる人のコレラとは何ら無関係であることを踏まえ、決定がなされたものでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 古藤議員。 ◆5番(古藤宏治君) 理解いたしました。 それでは、東京2020オリンピック聖火リレー事業費について、再質疑をいたします。 唐津市の聖火リレーは5月10日だということですが、唐津市は何時ごろに通過をする予定なのか、教えていただければお願いいたします。 ○議長(田中秀和君) 阿蘇未来創生部長。          (未来創生部長 阿蘇靖則君登壇) ◎未来創生部長(阿蘇靖則君) 再質疑にお答えいたします。 唐津市での聖火リレーは1日目の最終の予定となっており、午後遅く、夕方ごろになるものと思われます。詳細な時間等も道路のルート同様に調整中でございまして、通過時間帯につきましては来年の1月下旬以降に組織委員会から公表される予定になっております。 以上でございます。
    ○議長(田中秀和君) 古藤議員。 ◆5番(古藤宏治君) わかりました。 聖火ランナーの募集がことし夏ごろに行われたと思いますが、聖火ランナーは決定しているのか。また、どのような方法で選出されたのかをお伺いいたします。 ○議長(田中秀和君) 阿蘇未来創生部長。          (未来創生部長 阿蘇靖則君登壇) ◎未来創生部長(阿蘇靖則君) 再質疑にお答えいたします。 佐賀県における聖火リレーの募集につきましては、東京2020オリンピック聖火リレー佐賀県実行委員会と、聖火リレーのプレゼンティングパートナー4者がことしの夏に実施をされております。 ランナーの数につきましては、県内全体で1日当たり80人から90人で調整されることとなっております。そのうち佐賀県実行委員会の枠として22名が割り当てられており、ランナーの選定方法は割り当て数の半数以上は佐賀県実行委員会に応募された方の中から選定されるようになっております。 また、応募以外のランナーは佐賀県実行委員会、聖火リレーパートナー、大会パートナー、IOC組織委員会からの推薦によって選ばれた聖火ランナー候補者から組織委員会が決定することになっております。 12月中旬以降に佐賀県実行委員会枠のランナー分につきましては当選者に組織委員会から通知があり、本人の最終的な走行の意思確認を得たのち、佐賀県実行委員会から発表されることとなっております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 古藤議員。 ◆5番(古藤宏治君) 聖火ランナーリレーはオリンピックの機運を高めるものだと考えますが、聖火ランナーはその土地にゆかりのある人が走れば沿道にも多くの人が来ると思いますが、ゆかりがない人が走ることもあるのか、お尋ねをいたします。 ○議長(田中秀和君) 阿蘇未来創生部長。          (未来創生部長 阿蘇靖則君登壇) ◎未来創生部長(阿蘇靖則君) 再質疑にお答えいたします。 組織委員会が定めた聖火ランナーの基本応募要件の中に希望する都道府県にゆかりがある人という条件があります。現時点または過去に居住し、県内で活動されていた方などが対象となります。したがいまして、原則、佐賀県にゆかりのある方が聖火ランナーとして走ることになる予定でございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 古藤議員。 ◆5番(古藤宏治君) 唐津市でもゆかりのある方が聖火ランナーとして走ればオリンピックの機運が唐津市でも高まると思います。日本全体でオリンピックを盛り上げるためにも大きなイベントだと思うので、聖火リレーが成功するようお願いをいたしまして、次の質疑に移ります。 災害復旧費についてですけれども、災害復旧費の再質疑をいたします。 本年も昨年同様、激甚指定災害に指定されているようですけれども、それぞれの補助率はどうなっているのかをお示しください。 ○議長(田中秀和君) 吉村農林水産部長。          (農林水産部長 吉村和久君登壇) ◎農林水産部長(吉村和久君) 再質疑にお答えいたします。 令和元年8月発生の農地・農業用施設災害、林業施設災害につきましては、全国的に大規模な被害が発生したことから、令和元年10月11日、激甚災害に指定をされております。 通常の補助率といたしましては、農地が50%、農業用施設が65%となっており、林道につきましては森林面積500ヘクタール以上の奥地幹線林道が65%、その他の林道50%が基本補助率となっています。 農地・農業用施設災害の補助率につきましては、農家1戸当たりの負担額、林業施設災害の補助率につきましては被災した林道の1メートル当たりの被害額により補助率かさ上げの申請の事務を行い、令和2年1月末ごろ決定する見込みでございます。 今回の災害の補助率は激甚災害時における過去5年間の補助率をもとに農地災害の補助率を89.9%、農業施設の補助率を95.7%、奥地幹線林道の補助率を74.9%、その他の林道が64.2%で計上させていただいております。 農地・農業用施設災害の農家負担率の見込みでございますが、唐津市分担金徴収条例の規定に基づき、国の補助残2分の1を市が負担することとなりますので、農地の地元負担率を5.05%、農業施設の負担率を2.15%で地権者の皆様に説明を行っているところでございます。 現在行われております国の査定完了後、査定事業費が確定した後に補助率のかさ上げ申請事務を行いまして補助率が確定する見込みでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 古藤議員。 ◆5番(古藤宏治君) それでは、林道や農道であっても生活に直結した道路もありますけども、被災した場合の対応についてどのようになっているのかをお尋ねいたします。 ○議長(田中秀和君) 吉村農林水産部長。          (農林水産部長 吉村和久君登壇) ◎農林水産部長(吉村和久君) お答えいたします。 林道や農道について生活用道路として活用し、公共性の高い道路への対応でございますが、林道につきましては市が管理しておりますので、9月議会にお願いをし、崩土等の撤去により通行可能にする処置を行っております。 農道につきましては、地元耕作者の方々の管理でございますので、通行に支障のある部分につきましては、多面的機能支払交付金等の制度を活用していただきまして地元関係者で崩土の除去をお願いしているところでございます。 いずれにいたしましても最小限の通行が可能となるような対応については、現在完了し、大規模なものにつきましては、災害復旧事業での対応を予定しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 古藤議員。 ◆5番(古藤宏治君) それでは、平成30年度7月豪雨により多数の災害が発生し、完了していない箇所もあるようですが、今回の補正予算により計上される農地・農業用施設災害が150カ所、林道災害が12カ所の復旧に向けたスケジュールはどのようになっているのかお示しください。 ○議長(田中秀和君) 吉村農林水産部長。          (農林水産部長 吉村和久君登壇) ◎農林水産部長(吉村和久君) 再質疑にお答えいたします。 令和元年災害の復旧スケジュールでございますが、農地・農業用施設の国の査定が12月16日の週に予定されており、林業施設災害の査定が12月6日に完了いたしました。 今後、実施設計書を作成し、県の認可を受けた後、随時発注を行うこととなります。 しかしながら、平成30年災害の復旧を優先する必要もございますので、令和元年災の年度内全ての復旧はスケジュール的にも厳しいものがあると思われるため、今回繰り越しのお願いをしているところでございます。 令和元年災害の復旧につきましては、農作物の管理など緊急を要するものもございますので地元地権者の皆様と十分に協議を行いながら優先順位等に配慮し、早急な復旧に努めたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 古藤議員。 ◆5番(古藤宏治君) なるべく早い復旧をよろしくお願いいたします。 次に、災害型の土木施設復旧費についてお願いをいたします。 ○議長(田中秀和君) 新天寺都市整備部長。          (都市整備部長 新天寺勉君登壇) ◎都市整備部長(新天寺勉君) 再質疑にお答えいたします。 今回の災害復旧に関します状況をご説明申し上げます。 7月及び8月の災害のうち、応急本工事、それから起債対象工事、それから崩土除去等などの単独工事につきましては9月議会でご承認をいただきました。 今回の補正といたしましては、国の助成を受けて行う公共土木施設災害復旧費でございます。公共土木施設災害復旧費の予算としまして22件分の工事費、2億1,600万円、事務費といたしまして737万2,000円、合計2億2,337万2,000円の補正をお願いしております。 この被災の内容としましては、市道の災害が16件ございましたが、のり面崩壊が6件、路肩崩壊9件で、地すべりが1件ございました。 また、河川につきましては護岸の崩壊6件でございます。 復旧工法の内容としましては、道路の復旧工事としましてはブロック積み11件、植生工を1件、L型擁壁による復旧を3件、地すべり対策を1件でございます。 また、河川の災害に対しましては、環境配慮型ブロック積みを6件予定しております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 古藤議員。 ◆5番(古藤宏治君) それでは、平成30年度の災害復旧(繰越)について進捗状況をお知らせください。 ○議長(田中秀和君) 新天寺都市整備部長。          (都市整備部長 新天寺勉君登壇) ◎都市整備部長(新天寺勉君) 再質疑にお答えいたします。 原議員への答弁と重複いたしますが、再度お答えさせていただきます。 平成30年の7月豪雨によります公共土木施設災害は349件でございました。このうち2カ所を残しまして復旧は完了しております。残った2カ所でございますが、1つ目に肥前の市道新木場高串線の地すべりの被害でございます。対策工法の検討のため、調査や測量の結果をもとに解析を行いまして被害範囲の確定を行い対策工法を検討し、国の災害査定を行っていただき復旧工事を行う予定にしております。現在も観測を実施中でございまして、被害範囲が確定した後、県との協議を行いながら復旧を行うよう調整しているところでございます。 2つ目につきましては神田の市道佐志平木場線の道路災害でございます。復旧作業中に崩壊が発生したため、県との協議を行いまして工法を決定いたしまして、現在復旧に向けて施工を行っております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 古藤議員。 ◆5番(古藤宏治君) 今回、追加議案の災害復旧費について執行見込みはどのようになっているのかをお尋ねいたします。 ○議長(田中秀和君) 新天寺都市整備部長。          (都市整備部長 新天寺勉君登壇) ◎都市整備部長(新天寺勉君) 再質疑にお答えいたします。 現在、災害査定が終了し、復旧工事の発注準備を進めております。今回の補正がご承認されましたら、来年の1月には入札できる見込みでございます。 工事の入札後、業者の工事着手の準備の期間を考慮しますと年度内の完了が難しい箇所もございますため、繰り越しを予定しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 古藤議員。 ◆5番(古藤宏治君) よろしくお願いいたします。 それでは、議案第138号、令和元年度唐津市モーターボート競走事業会計補正予算の再質疑をいたします。 当初売り上げの514億円から57億円を増額して572億円ということですが、売上金額の上方修正の要因について、ボートレース業界の状況、当初の予算との比較について説明をお願いいたします。 ○議長(田中秀和君) 日下ボートレース企業局長。          (ボートレース企業局長 日下義信君登壇) ◎ボートレース企業局長(日下義信君) 売上金額の上方修正の要因についてご説明をいたします。 まず、ボートレース業界全体の売り上げの状況についてご説明をいたします。 令和元年度上半期のボートレース業界全体の1日平均売り上げは、3億3,204万円で前年度比17.5%のプラス、また1日平均売り上げが3億円を超えたのは18年ぶりという状況にあります。 次に、発売形態別売り上げの前年比でございますが、本場売り上げでは2.9%のプラス、場外発売場は7.1%のプラス、電話投票は平成24年7月から87カ月連続で売り上げを伸ばしておりまして32.7%のプラスとなっております。 次に、唐津市営レースの売上金額の上方修正については、1日平均売り上げを発売形態別に当初予算と比較してご説明をいたします。 まず、本場に三日月、みやきをあわせた1日平均売上金額は、当初予算に比べまして173万円の増加となり、当初予算比12.4%のプラス、協力場は25%の増加となり、当初予算比0.3%のプラス、電話投票は2,815万円の増加となり、当初予算比16.5%のプラスを見込んでおります。 上方修正の要因といたしましては、電話投票のみが大きく影響していると考えているところでございます。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 古藤議員。 ◆5番(古藤宏治君) それでは、今回補正予算において営業収益から営業費用を差し引いた事業収益が9億6,016万円の増額ということですが、令和元年度の収益見込みについてお伺いをいたします。 ○議長(田中秀和君) 日下ボートレース企業局長。          (ボートレース企業局長 日下義信君登壇) ◎ボートレース企業局長(日下義信君) モーターボート競走事業会計の令和元年度の収益につきましては、利益譲与金37億円を見込んでおります。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 古藤議員。 ◆5番(古藤宏治君) 今年度の利益剰余金の見込みが37億円ということですが、今後の収益の見込みと一般会計の繰越金の見込みについてお伺いをいたします。 ○議長(田中秀和君) 日下ボートレース企業局長。          (ボートレース企業局長 日下義信君登壇) ◎ボートレース企業局長(日下義信君) 今後の運営方針等についてご説明をいたします。 本年10月に作成をいたしましたマネージメントプラン2019でお示しをいたしておりますけれども、今後5年間、令和2年度から令和6年度までにおいて毎年度の売上額を500億円と見込みまして、単年度の収益約30億円を目標といたしております。また、この5年間において一般会計への繰出金は5年間総額で100億円を繰り出す計画といたしております。 以上です。 ○議長(田中秀和君) 古藤議員。 ◆5番(古藤宏治君) 大変期待をしております。 それでは、最後になりますけれども、議案第155号、唐津市市営住宅等の指定管理者の指定についての再質疑をいたします。 前回と比較して管理コストが倍になる状況において、複数での管理ではなく1者管理にした理由についてお伺いをいたします。 ○議長(田中秀和君) 新天寺都市整備部長。          (都市整備部長 新天寺勉君登壇) ◎都市整備部長(新天寺勉君) 再質疑にお答えいたします。 まず1社管理のメリットとして考えられますのが、事務経費及び人件費等の経費削減、問い合わせ窓口、相談窓口の一本化による明快さ、窓口サービス、修繕、自主事業等の住宅管理サービスの均衡化、この3つであり、その効果を確実に得ることができると考えております。 次に、1社管理のデメリットとして考えられますのが、指定管理者の事業継続が困難になった場合などの危機管理の問題が挙げられます。ただし、指定管理者を選定する際には、書類審査等によりまして指定管理者の経営状況等を確認することでリスク管理をしており、市営住宅等については、今まで選定した業者におきましては、健全な経営状況を維持しております。このデメリット、メリットを比較考慮した結果、1社管理を選定したものでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 古藤議員。 ◆5番(古藤宏治君) 唐津市全域にある2,223戸を1社で管理するということですが、ほかの自治体等の管理実績は参考にされたのかをお尋ねをいたします。 ○議長(田中秀和君) 新天寺都市整備部長。          (都市整備部長 新天寺勉君登壇) ◎都市整備部長(新天寺勉君) 再質疑にお答えします。 同規模の自治体が2,000から約2,800戸を1社管理している実績を確認しております。また全国の事例を見ましても、2,000戸近く1社管理しているものも珍しくなく、効果的、効率的な管理ができるものと見込んでおります。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 古藤議員。 ◆5番(古藤宏治君) 今後の住宅行政について、どのような考えなのかをお伺いをいたします。 ○議長(田中秀和君) 新天寺都市整備部長。          (都市整備部長 新天寺勉君登壇) ◎都市整備部長(新天寺勉君) 再質疑にお答えします。 より市民の皆様に密着した住宅行政を実現するため、人口動態等に基づき、市営住宅等の需要を把握し、市民サービス向上と業務の効率化、経費の縮減を図りつつ、入居者を初めとする市営住宅等の利用者への安全確保はもちろんのこと、快適な生活環境の確保を目指し、市営住宅等の健全な維持管理及び管理戸数の整理等、環境整備に努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 古藤議員。 ◆5番(古藤宏治君) よろしくお願いをいたします。 これで議案質疑を終わります。ありがとうございました。 ○議長(田中秀和君) 宮本悦子議員。 ◆28番(宮本悦子君) 公明党の宮本悦子でございます。通告に従いまして、会派を代表し、議案質疑をさせていただきます。 議案第128号、令和元年度唐津市一般会計補正予算の中から土木費について、議案第140号、唐津市手話言語の普及及び聴覚障害児・者のコミュニケーション手段の利用を促進する条例制定について、議案第141号、唐津市はり、きゅう及びマッサージ施術費の助成に関する条例の一部を改正する条例制定について、議案第155号、唐津市市営住宅の指定管理者の指定について、報告第16号、専決処分の報告について(その1)、報告第17号、専決処分の報告について(その2)について、議案質疑をさせていただきます。 通告しておりました議案第128号、令和元年度一般会計補正予算中の七山地区保険薬局整備事業補助金と3つの災害復旧費につきましては、重複しておりましたので省略いたします。 まず初めに、土木費の道路維持改良費についてお尋ねいたします。 毎年、地元から多くの要望があると聞いておりますけれど、どのくらいの件数が要望されているのかお尋ねいたします。 次に、議案第140号、唐津市手話言語の普及及び聴覚障害児・者のコミュニケーション手段の利用を促進する条例制定について、この条例を制定するに至った経緯や県内の条例制定の状況についてお尋ねいたします。 次に、議案第141号、唐津市はり、きゅう及びマッサージ施術費の助成に関する条例の一部を改正する条例制定についてでありますが、まずこの助成の対象者と助成の内容についてお尋ねをいたします。 次に、議案第155号、唐津市市営住宅の指定管理者の指定についてでありますが、指定管理者が行う業務について、どのような業務内容なのかお尋ねいたします。 次に、報告第16号、専決処分の報告について(その1)についてでありますが、毎回、こういった事故の報告があり、またですかと思ってしまいます。安全安心のまちづくりを推進している唐津市の事業に携わっている市の職員の皆さんが、市民に迷惑をおかけしてしまったという結果につながっており、いかがなものでしょうか。今回の専決処分に係る事故の状況についてお尋ねいたします。 最後に、報告第17号、専決処分の報告について(その2)についてでありますが、これは劣化したカーブミラーが折れ、民家の屋根を破損し、損害賠償が発生したとのことですが、過去5年間において、このように道路賠償責任保険で対応した事故の件数についてお尋ねいたします。 以上、ご答弁、よろしくお願いいたします。 ○議長(田中秀和君) 新天寺都市整備部長。          (都市整備部長 新天寺勉君登壇) ◎都市整備部長(新天寺勉君) 宮本議員のご質疑にお答えいたします。3項目ございました。 まず初めに、道路維持改良費についての要望でございます。これにつきましては、毎年各地より、市民センター等を通じまして要望書を提出してもらっておりますが、令和2年度の要望といたしましては、唐津市内全域で約290件の道路に関する要望が提出されており、そのうち道路の修繕などの工事に関する要望件数は162件程度となっております。 内訳といたしましては、本庁管内で59件、浜玉59件、厳木5件、相知1件、肥前25件、鎮西20件、七山52件となっております。 また、前年度以前の要望箇所についても未着手のところもございますので、全てを対応し切れていない状況がございます。 2つ目としまして、市営住宅等の指定管理についての業務でございます。指定管理者が行う業務につきましては、唐津市市営住宅条例等に規定しております市営住宅及び共同施設の利用に関する業務、家賃、敷金等の収納に関する業務、市営住宅及び共同施設の施設及び設備の維持管理に関する業務、さきにお伝えした3つのほか、市長が必要と認める業務となっております。ただし、家賃の決定並びに明け渡し請求等の権限施行を伴う業務は、主たる事業主体でございます唐津市役所が行うこととなります。 最後の専決処分についてのご質疑でございました。道路賠償責任保険につきましては、財務部財産管理課が所管します市道、農道、林道、その他の道路について加入しておりまして、そのうち都市整備部では、市道及びその他の道路について加入しているところでございます。 過去5年間の庁用車事故を除きます道路賠償責任保険で対応させていただきました市道上での事故の件数でございますが、本議会に提出いたしました年度で報告させていただきます。平成26年度が4件、平成27年度が2件、平成28年度が4件、平成29年度が3件、平成30年度が2件でございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 堀田保健福祉部長。          (保健福祉部長 堀田 信君登壇) ◎保健福祉部長(堀田信君) 宮本議員のご質疑にお答えします。2項目ございました。 まず、唐津市手話言語の普及及び聴覚障害児・者のコミュニケーション手段の利用を促進する条例制定につきまして、条例制定の経緯と県内の条例制定の状況でございますが、まず、条例制定の経緯でございますが、手話は、長い間、言語として認められず、使用される環境が整われてこなかったことから、手話を必要とする人が生活していく上で多くの不便や不安を感じられております。 このような中、障がい者の権利に関する条約や障害者差別法において、手話は言語であることが明記されましたが、国による手話言語法が制定されていないため、全国の自治体により条例化が進み、手話の普及促進に対する機運が高まっており、唐津市におきましても、聴覚障害者協会などの関係団体から条例制定の要望があったところでございます。 このような状況の中、市としましても、聴覚に障がいのある方がコミュニケーションできる環境を、地域や職場など身近につくる必要があると考えておりまして、そのための本旨の責務や市民の役割などを明確にするために条例を制定することとしたところでございます。 条例制定に当たっては、当事者団体の唐津聴覚障害者協会、支援団体の唐津手話の会と唐津要約筆記の会、そして唐津市の4者で、平成29年度と平成30年度の2カ年にわたり条例の検討会を行いまして、条例の素案を作成いたしました。 その後、令和元年の5月に検討会のメンバーに加えまして、学識経験者、福祉事業関係者、住民代表などの方々による条例の策定委員会を立ち上げまして検討を重ね、本議会に提案したところでございます。 次に、県内の条例制定の状況でございますが、2団体が条例を制定しておりまして、平成26年6月に嬉野市が、嬉野市心の架け橋手話言語条例を、平成30年9月に佐賀県が、佐賀県手話言語と聞こえの共生社会づくり条例を制定しているところでございます。 次に、唐津市はり、きゅう及びマッサージ施術の助成に関する条例の一部を改正する条例制定に関しまして、助成の対象者と助成の内容についてでございますが、まず助成の対象者でございますが、本市に住所を有する20歳以上の方で、前年度の市県民税課税所得が145万円未満の方でございます。 次に、助成の内容でございますが、はり、きゅう及びマッサージの施術1回につき900円を助成するものでございまして、助成の回数は、利用者1人につき1日1回、年間60回を限度として助成するものでございます。年度の途中で申請をされた方につきましては、年度末までの月数に5を乗じた回数を限度としております。 対象者の方には、限度回数分の受診券を交付しておりまして、施術を受けられたときに施術所に提出することで900円の助成を受けられるようにしております。受診券を使うことができるのは、施術者の申請に基づき、市で指定している施術所のみでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 緒方市民部長。          (市民部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民部長(緒方俊寿君) 宮本議員のご質疑にお答えいたします。 今回の専決処分に係る庁用車事故の状況についてでございます。 まず、事故の発生日時でございますが、本年9月26日木曜日15時20分ごろでございます。市民部税務課の職員2人が、軽自動車税に関する現地確認業務のため、税務課庁用車を運転中、唐津市鏡2410番付近の信号機のない交差点に差しかかり、庁用車が徐行しながら直進をしようと交差点に進入したところ、交差点の左側から直進してきた軽自動車と衝突し、庁用車の助手席側と相手側車両の運転席側とが破損したものでございます。相手方及び税務課職員ともけがはありませんでしたが、車両が一部破損したため、物損事故として処理されたものでございます。 税務課職員としましては、交差点のミラー等、目視で左右の確認を行いながら徐行して交差点に進入したとのことではございますが、衝突したという事実を見れば、確認が不十分だったと言わざるを得ません。 庁用車の運転につきましては、これまでも職員が車を使用する前などに注意をしてきたところではございますが、今後このようなことがないよう、安全運転の徹底をさらに図ってまいりたいと思います。まことに申しわけございませんでした。 ○議長(田中秀和君) 宮本議員。 ◆28番(宮本悦子君) では、土木費の道路維持改良費から再質疑させていただきます。 前年度以前の要望箇所においても、まだ未着手箇所もあるとのことでしたが、補正予算額に対する施工予定の決定や、その内訳についてお尋ねをいたします。 ○議長(田中秀和君) 新天寺都市整備部長。          (都市整備部長 新天寺勉君登壇) ◎都市整備部長(新天寺勉君) 再質疑にお答えいたします。 補正予算額に対しまして、施工予定の箇所の内訳でございますが、例年、各地から提出されます要望書を精査、それから関係者との現地確認を行いまして、緊急度の判定を行い、地区代表者の方々と協議を行って施工箇所を決定しております。 今回の補正予算5,000万円の施工件数でございますが、全体で27カ所を予定しております。内訳といたしましては、本庁管内が6件、浜玉3件、厳木4件、相知2件、北波多2件、肥前2件、鎮西2件、呼子2件、七山4件の工事を予定しております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 宮本議員。 ◆28番(宮本悦子君) 要望も多いかと思いますが、安心して生活ができますようよろしくお願いいたします。 次に、第140号、唐津市手話言語の普及及び聴覚障害児・者のコミュニケーション手段の利用を促進する条例制定について、再質疑をさせていただきます。 この条例制定によっての効果やメリットなど、どのように考えられているのかお尋ねをいたします。 ○議長(田中秀和君) 堀田保健福祉部長。          (保健福祉部長 堀田 信君登壇) ◎保健福祉部長(堀田信君) 再質疑にお答えします。 条例制定の効果、メリットということでございますけれども、この条例の制定によりまして、市民の方々の手話等や聴覚に障がいがある方に対する理解が深まるものと考えております。 さらには、手話等を使用しやすい環境を整備し、聴覚に障がいのある方のコミュニケーション手段の利用を促進することによりまして、障がいのあるなしによって分け隔てられることなく安心して暮らせる地域社会のつながりになるものと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 宮本議員。 ◆28番(宮本悦子君) 本市におきましては、これまでもさまざま、イベントや講演会などで手話通訳士や要約筆記の方々に活躍をしていただきながら運営をされていると思います。また、この議場におきましても、前回より言葉が文字化するようなシステムも導入されていて、さまざま、これまでも推進されていると思います。きのう行われました人権ふれあい祭りにおいても、幼児が手話で自己紹介をするなど取り組みをされておりました。 これを機に、聴覚障がい者の方が安心して生活ができるように、市民みんなでそういった手話の身近に感じるような社会になればいいなというふうに思っております。 聴覚障害者協会の方からお聞きしたことではありますが、災害時の避難情報のお知らせをするためのサービスとして、スマホのアプリを推進されているとお聞きをしました。対象者の方が高齢で、ガラ携を使用されていたり、また聴覚障害者協会に属されていないという方も多くいらっしゃる中で、なかなか推進ができていないということでしたので、ぜひともそういったことへの推進や支援にも取り組んでいただけたらというふうにお願いをいたします。 次に、議案第141号、唐津市はり、きゅう及びマッサージ施術費の助成に関する条例の一部を改正する条例制定について再質疑をさせていただきます。 今回の改正で、助成の対象となる施術額を限定されているわけですが、どうして基準を設けるようになったのか、理由についてお尋ねいたします。 ○議長(田中秀和君) 堀田保健福祉部長。          (保健福祉部長 堀田 信君登壇) ◎保健福祉部長(堀田信君) 再質疑にお答えします。 条例の規定では、施術費の一部を助成するとなっておりますが、助成の対象となる施術費が明確でなく、わかりづらい状態にありまして、そのことから監査でも条例に応じた適正な制度運用を求められた経緯もございまして、国の療養費、他市の状況及び施術所へのアンケート調査等から、1回当たりの施術費が2,000円以上の施術から助成の対象としたものでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 宮本議員。 ◆28番(宮本悦子君) 基準を設けた理由についてはわかりましたが、その基準を2,000円にしたという経緯についてお尋ねいたします。 ○議長(田中秀和君) 堀田保健福祉部長。          (保健福祉部長 堀田 信君登壇) ◎保健福祉部長(堀田信君) ご質疑にお答えします。 助成対象を2,000円以上の施術にした理由でございますが、先ほどの答弁でも少し触れましたが、まず、国が定める健康保険が適用になる場合のはり師、きゅう師及びあんま、マッサージ、指圧師の施術に係る療養費の算定におきまして、はり、またはきゅうの施術に、マッサージ1局所と付随する治療をあわせた額が1,960円でございます。 次に、ことしの8月に市が指定している施術所83事業所を対象に実施したアンケート調査では、施術費の最低の平均が2,230円でございました。 それから、他市の助成制度の状況を見てみますと、佐賀市及び多久市では1,000円の助成をされておりますが、佐賀市では2,000円以上を施術を、多久市では3,000円以上の施術を助成の対象とされております。これらのことから基準額を2,000円以上といたしたところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 宮本議員。 ◆28番(宮本悦子君) 金額を決めるに当たり、施術者にアンケート調査を行ったということでありましたが、どういった内容の調査をされたのかお尋ねいたします。 ○議長(田中秀和君) 堀田保健福祉部長。          (保健福祉部長 堀田 信君登壇) ◎保健福祉部長(堀田信君) ご質疑にお答えします。 このアンケート調査は、事業評価の参考にするため、事業の実施状況を把握したものでございまして、受診券が使用できる施術所として登録をしている83の施術所に対して、郵送により実施いたしました。回答数は61施術所で、回収率は73.5%でございました。 調査した内容でございますが、開設年数、営業時間、施術を行う施術者の人数及び1回の施術ごとの平均的な施術時間や料金についてお伺いしたところでございます。 回答を集計しました結果、平均的な施術料金は2,700円程度となっており、最低料金の平均でも、はり、きゅう及びマッサージ、それぞれの施設において、2,000円を超えるという結果でございました。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 宮本議員。 ◆28番(宮本悦子君) 施術1回につき900円の助成でありますが、これは施術を受ける方のための施策ではあります。施術所や治療院にとっても、それでも助かるものだと考えます。また、利用できるところは、施術者の申請に基づき、市で指定しているとのことでした。これには市民の大事な税金が使われているわけでありますので、こんな簡単なアンケートにも回答されていないところが82カ所中21カ所もあるということですが、そういったことにも協力いただけないような施術所に補助券を受け取る資格がないのではないかというふうに私は思います。 市の事業を健全に行うためには、関係機関に協力は不可欠であります。今後、こういった市の依頼に対しては真摯に受けとめていただき、ご協力していただけるような、今後、指導というか、ご協力をお願いしてもらいたいというふうに思います。 次に、議案第155号、唐津市市営住宅の指定管理者の指定について再質疑をさせていただきます。先ほど1社にされたことはお聞きしましたので、そこはちょっと外していきたいと思います。 ことしで、今回の指定管理期間が終了することになると思いますが、その総括についてお尋ねいたします。 ○議長(田中秀和君) 新天寺都市整備部長。          (都市整備部長 新天寺勉君登壇) ◎都市整備部長(新天寺勉君) 再質疑にお答えいたします。 現在の指定管理者におきましては、施設の目的を十分に理解した上で、施設の維持管理業務、申請、届け出等の受付業務等につきまして、関係法令及び業務仕様書等に基づき、適正な業務の遂行がなされているところでございます。 また、適正な徴収業務も行われており、指定管理者が管理する団地の現年度使用料の収納率は、管理する前の平成26年度と平成30年度を比較いたしますと、わずかではございますが、1.31%上昇しているところでございます。 今後におきましても、指定管理者には、多様化する住民ニーズに対しまして効率的な対応をするため、行政では気づかないサービスや経費の縮減に注意しながら、民間の経営能力を活用することで、より住民に密着した住宅行政の運営を図ることを期待しております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 宮本議員。 ◆28番(宮本悦子君) 市営住宅の駐車場の管理についても、住民の方からは、さまざま相談があり、課題の一つだと思いますが、今回の管理業務委託の中には駐車場の管理委託が含まれていないようです。駐車場管理に関する今後の市の方針についてお尋ねいたします。 ○議長(田中秀和君) 新天寺都市整備部長。          (都市整備部長 新天寺勉君登壇) ◎都市整備部長(新天寺勉君) 再質疑にお答えいたします。 宮本議員ご指摘のとおり、今回の管理委託業務に駐車場管理は含まれておりません。駐車場の管理に関しましては、団地ごとにある駐車場管理組合が管理しております。今後の駐車場管理におきましては、まず団地ごとに異なる管理内容を整備いたしまして、統一した管理内容を確立させ、最終的には指定管理者に委託いたしまして、市営住宅等の健全な維持管理や環境整備に努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 宮本議員。 ◆28番(宮本悦子君) 市営住宅の入居者も高齢化がかなり進んでいること、また外国の方の入居もふえており、役員の方も仕事に支障を来すなど、ご苦労されております。早急に実態を確認していただき、対応も含めて検討をお願いいたしたいと思います。 次に、報告第16号、専決処分の報告について(その1)について、再質疑をいたします。 庁用車の事故がなかなか減らない、この問題をどう捉えて解決を図っていくのかということは重要であります。ここ数年間において、庁用車の事故件数と、それに係る損害賠償金支払いの金額の累計はどうなっているのかお尋ねいたします。 ○議長(田中秀和君) 北方財務部長。          (財務部長 北方初美君登壇) ◎財務部長(北方初美君) 宮本議員の再質疑にお答えいたします。 まず、事故の件数でございます。5年間でお答えさせていただきますが、平成27年度17件、平成28年度10件、平成29年度22件、平成30年度11件、令和元年度、今年度は11月末現在で17件、累計77件でございます。 次に、庁用車の事故に伴う対物賠償及び対人賠償を含めた相手方への損害賠償金の支払い金額でございますが、平成27年度178万8,821円、平成28年度18万2,185円、平成29年度279万4,692円、平成30年度5万1,322円、本年度、令和元年度が263万4,619円、累計745万1,639円でございます。 次に、車両共済でございますが、これは全国市有物件災害共済会及び全国自治協会から事故による損傷した庁用車の修繕費用として補填された金額ということになりますが、5年分で申しますと、平成27年度328万133円、平成28年度105万8,748円、平成29年度163万6,255円、平成30年度119万2,635円、令和元年度148万6,233円という状況でございます。 なお、今年度の損害賠償金及び車両共済につきましては、現在までに金額が確定しているものを報告させていただいております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 宮本議員。 ◆28番(宮本悦子君) 議会のほうに報告される件数としましては、相手に損害賠償が発生した対物と対人の事故のみだと思いますが、それ以外に、自損事故が5年間で53件、こちらのほうに報告されている物損と人身は24件、それをあわせて77件になるわけですけれども、やはりこの自損事故、一般的にひとり相撲って言うんですけど、その事故が、そのときは、たまたまひとり相撲だったかもしれませんが、やはりそこに人がいたら、もし車があったら大きな事故につながる、状況としては何の変わりもないわけで、ちょっとした違いでこういった結果になるわけなんですけども、本当にそのことを考えたら、もっともっと緊張感を持って仕事をしていただかないといけないんじゃないかなと思います。 また、今回の議会の初日にも、市長を初め、皆さんがおわびをされましたが、職員の飲酒運転など、本当に自覚が足りないあらわれではないかなというふうに思います。賠償金は、保険から支払いではありますが、その保険料は、当然、税金から払ってあるものであります。事故が減れば、保険料も負担も安くなるわけでありますし、事故を起こすと、時間もかかり、仕事にも本当に支障を来すこととなってしまいます。それを一日の流れの中で、もう1件回ろうと思っていたところに、結局、おわびを入れて、行けないというようなことが発生すると思います。さらに、一人一人が気を引き締めていただき、自覚を持って業務に当たっていただきたいというふうに思います。 それでは、最後の報告第16号、専決処分の報告について(その2)について、再質疑をいたします。 道路上には多くの構造物がありますが、安全確認はどのようにされているのかお尋ねいたします。
    ○議長(田中秀和君) 新天寺都市整備部長。          (都市整備部長 新天寺勉君登壇) ◎都市整備部長(新天寺勉君) 再質疑にお答えいたします。 カーブミラーや防護柵等は、市道上の附属物でございますので、道路管理者でございます唐津市が維持管理、点検等を行っております。 しかしながら、今回、事故の原因となりましたカーブミラーにつきましては、市内全域で4,000本以上ございまして、道路環境パトロール室の職員だけで全ての附属物を短期間の間に点検して回ることは、非常に難しい状況にございます。 現状といたしましては、損傷を発見した場合、市民の方々の通報や駐在員からの連絡により、修理等の対応をしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 宮本議員。 ◆28番(宮本悦子君) 今回、このような事故を減らすためには、今後どのように点検をされていこうと考えてあるのかお尋ねいたします。 ○議長(田中秀和君) 新天寺都市整備部長。          (都市整備部長 新天寺勉君登壇) ◎都市整備部長(新天寺勉君) 再質疑にお答えいたします。 今回の事故を受けまして、今年11月に道路環境パトロール室及び七山市民センターの職員で、七山地区のカーブミラーの一斉点検を行ったところでございます。その結果、経年劣化や倒壊等の不具合が見つかった箇所につきましては、早急に修理を行う予定でございます。 また、現在、次の地区の点検準備を進めているところでございまして、できるだけ早く市内全域を点検できるよう進めてまいります。 また、今後につきましては、毎年実施しております通学路点検等にあわせましてカーブミラー等の点検を実施するなど、他の点検方法も検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中秀和君) 宮本議員。 ◆28番(宮本悦子君) 最近は、想像以上の強風が発生するなど安全管理はこれまで以上に必要だと感じます。道路上の構造物は数も多く、また経過年数もかなり経過しているものも多くあると思いますので、安全点検等早急な検討をお願いいたします。 以上で、私の質疑を終わります。 ○議長(田中秀和君) 以上で、本日の議案質疑を終結します。 議事日程に従い、次会は明10日午前10時から本会議を開き、議案質疑を行うこととし、本日はこれにて散会いたします。          午後 3時 7分 散会...